米人権報告に見る日本の女性の雇用環境

前エントリーの補足として紹介。

Inequality in employment remained a societywide problem. Women constituted 42 percent of the labor force in 2010, and their average monthly wage was 227,600 yen (approximately $2,950), approximately two-thirds of the monthly wage earned by men (328,300 yen, or approximately $4,260). Women held just 11 percent of managerial positions, and 70 percent of employed women resigned after the birth of their first child.

http://www.state.gov/j/drl/rls/hrrpt/2011/eap/186276.htm

差別が存在しないと考える人の特徴として、結果に差が出るのは能力に差があるから、と結果から原因を決め付ける傾向があります。
しかし、男女別、人種別などマクロ的に見た場合、潜在的な能力に差があるということはまずありません*1。
もちろん、これも差別者には理解できないのでしょうけど。

*1:あるとすれば、特定の性、人種などに対し、能力を訓練する機会そのものが制限されていた場合くらいでしょう。それも時間と共に解消されていく類のものですが。