捏造右翼と“日本による外国に対する挑発は国際法上問題ないからOKだが、外国による日本に対する挑発は国際法上問題なくとも容認できない”という認識

こういうブコメでの捏造がありました。

bahrelghazali 日本 社会 軍事 中国
(id:)scopedog のように「国際法で問題がなければ良い」という人が、同じ口で靖国集団的自衛権の容認を批判するから、リベラルへの支持は低下する。国際法上で問題なければ、外国への挑発に繋がる行為も容認されるのか。 2014/03/21

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/news/20140320-OYT1T00726.htm

あたかも私の発言の引用であるかのように「」で括ってますけど、私の発言ではありません。

scopedog 軍事 政治
国際法上何の問題も無い行為をわざわざ公表することの政治的意味くらいは考えてもいいと思うが、今の日本人には無理か 2014/03/21

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/news/20140320-OYT1T00726.htm

見てのとおり、「国際法で問題がなければ良い」などとは一言も言ってませんが、ネトウヨは平気で捏造するので困ります。発言内容がbahrelghazali氏の捏造である以上、当然「「国際法で問題がなければ良い」という人が、同じ口で靖国集団的自衛権の容認を批判する」などという認識そのものが間違っています。
id:bahrelghazali氏にはコメントを訂正することを強く求めます。
また、このbahrelghazali氏のブコメに賛同する人には、“論敵に対しては発言の捏造をして糾弾して構わないと考えている”と認めることになると指摘しておきます。

国際法上で問題なければ、外国への挑発に繋がる行為も容認されるのか。」

これと同じことを私は、中国海軍艦艇が日本海自艦艇にレーダー照射したとされる事件の際に「レーダー照射の起きた海域を見る限り、日本側からの挑発とも言える」という記事で書きました。

この中国側ガス田施設付近かつ日本主張のEEZ境界付近については、日本は軍用機・軍艦でひっきりなしに接近を繰り返し、中国側に対して挑発を行っています。

http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130207/1360248674

もちろん、バカウヨの反応はいつも通りでした。コメントでは「自衛隊は日中境界線付近のプラント施設ができる以前から、東シナ海の哨戒活動は行っていたんです。なのに、それを挑発と言われてもどうかと思いますが?」などと正当化しているものもありますし、「海上自衛隊が公海上で行動することに何の問題があるのかね?自衛隊法で制限されてるのかな(笑)」と嘲笑するのもありました。

日本側による挑発事例には、こういうのもありますね。

Q:今回も島嶼防衛ということでございましたが、中国の話でございますけれども、中国の国防省の声明の中で、スクランブルの話について、「日本側が追尾をしたために、中国側も戦闘機を出した」ということを言っておりますけれども、それについては。

A:私どもは通常の領土・領海・領空を守るその行動をしているだけであって、決して中国を刺激するとかそういうわけではありません。あくまでも、我が国の領土・領海をしっかり守っていくための活動と思っております。

Q:中国の外交部の方は、「日本側が事態を促進させて、緊張関係を作り出している」と言っておりますけれども、それについてはいかがですか。

A:それは全く私どもと考えは違います。私どもは、しっかりと通常の警戒態勢をしているだけでありますので、どこの国を刺激するとかそういうことで行っているわけではありません。

http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2013/01/13.html

もちろん、日本の自称中立・自称リアリストらはこれを問題視することなどありません。

ところが、外国潜水艦が接続水域を潜航して通過したことに対しては、挑発扱いするわけです。バカウヨの態度はダブスタもいいところですし、むしろ、接続水域通過は太平洋に出る上で必要なことであって挑発と言えるかどうかも微妙です。これに対して、相手国の艦艇に3km程度の近距離で付きまとったりエネルギー施設近辺を頻りにうろついたりする方がよほど挑発的です。

こうやって丁寧に説明しても理解しないんでしょうが。