「強制連行」の語に含まれる意味を木村氏に質問したい

例示。加藤談話翌日の朝日新聞の見出しは「「従軍慰安婦」に政府関与認める 強制連行は否定 調査結果を公表」。また、毎日は「事実上の強制連行 韓国政府中間報告 日本側発表に反論」、を7月末に掲げて、韓国政府の姿勢をまとめている。当時のメディアの関心が強制連行にあったことは明確。

https://twitter.com/kankimura/status/454170250657812480

Kan Kimura
‏@kankimura 某コラム続き。このコラムの特徴は「外交」を見ていないこと。加藤談話の後、韓国政府は「強制連行」の認定を執拗に求めてきている。また、当時の日韓両国の新聞もこの点について繰り返し論じている。史料を見ないで歴史について論じるのは無意味。http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140410/1397061581

https://twitter.com/kankimura/status/454161028025040896

そうですね。韓国側は「「詐欺、暴行、脅迫、権力濫用、その他一切の強制手段」による動員を強制連行であると」*1みなしていますから、朝鮮人慰安婦に対する動員過程も当然に「強制連行」であると主張しています。それに対して、日本側は「強制」を極めて狭い範囲に絞って「強制性」を認めなかったわけです。
木村氏は「強制連行」とは、官憲による直接的な暴力を用いた連行であって、それ以外は「強制連行」とは認めないのでしょうか?

「当時の日韓両国の新聞」は「強制連行」をいかなる意味で論じていたのでしょうか?
木村氏にはこの辺を是非とも史料に基づいて説明してほしいところです。
「関与」という表現に特殊性を感じるのなら、同じように「強制連行」という表現にも特殊性を感じていただけると思いますし。

Kan Kimura
‏@kankimura 慰安婦問題については、政府の「関与」という表現の特殊性だとかとか、92年1月までは韓国政府も法律的には解決済みの立場だった、とか、更に93年2月にもう一度解決済みに戻るとか、韓国政府が慰安婦支援団体を押さえ込んでくれることを前提にし日本政府が動いている、とかいろいろあるんだよね。

https://twitter.com/kankimura/status/453336973541769216

ところで木村氏に確認しておきたいのですが、「「詐欺、暴行、脅迫、権力濫用、その他一切の強制手段」による動員を強制連行であると」仮に定義したとすれば、朝鮮人慰安婦はまさしく「強制連行」された、ということに木村氏は同意いただけるのでしょうか?
それとも、朝鮮人慰安婦だけは「詐欺、暴行、脅迫、権力濫用、その他一切の強制手段」によらずに集まった自発的売春婦だったと考えているのでしょうか?
あるいは、「強制連行」をそのように定義することは認めないので回答を拒絶するのでしょうか?

*1:挺隊協の1993年報告書