「我が闘争」を“ユダヤ人が嫌いな方”にオススメするような書店をどう思う?

例えば、こういう煽り方で「我が闘争」を売る書店をどう思いますか?

【4F】『我が闘争アドルフ・ヒトラー
ユダヤ人が嫌いな方、なぜ嫌われているか気になる方や、ベルサイユ条約、選民気取り、金融問題、反独、それらについて疑問をお持ちの方にオススメです。

単純にユダヤ人に関する問題に興味がある人に対しての紹介なら、「我が闘争」じゃなくてもいくらでも本はあるでしょう。わざわざ「我が闘争」を上のような表現で紹介することがどのような意味を持つかくらいは容易に理解できるはずです。
普通の感覚であれば、ユダヤ人迫害を行ったナチスがどのような思想の下で差別を推進したか、それを知りたい人にオススメするのが、真っ当な売り方と言えるでしょう。

元ネタ

もちろん元ネタはこの話題です。

【4F】新刊『大嫌韓時代』桜井誠(青林堂)
隣国が嫌いな方、なぜ嫌われているか気になる方や、植民地支配、戦勝国気取り、領土問題、反日、それらについて疑問をお持ちの方にオススメです。

http://togetter.com/li/724047

上述した内容を踏まえれば、この煽りがいかに問題かは容易に理解できるでしょう。
しかし、まあ当然のように理解を拒絶する人たちが沸くのが、今の日本のネットです。

etc-etc 「アメリカが嫌いな方、なぜ嫌われてるのか気になる方」というのはヘイトスピーチだったのか。本を売るのは問題ないけど、本の紹介は問題なのか。なるほど、最近の左翼の無自覚反リベラル・ファシストは目覚ましいわ 2014/09/27

kirifuu どれが排外主義に対応する言葉なのかわからん。この界隈は相変わらず異次元に生きてんな。反ヘイトなどと言いつつ己の気に食わない言葉をヘイト、排外主義に分類する排外主義者の集まり。怖いねぇ。 2014/09/27

CelestialFire twitter 差別 カウンターデモの暴力肯定姿勢もそうだけど、ファシズムを批判する側が自らファシズム的行動原理に接近していく状況に困惑させられる昨今。 2014/09/27

aceraceae 本屋が書籍を宣伝するのは普通なんだけどな。書籍に書かれている思想を紹介することと本屋の思想を混同する人が多すぎる。 2014/09/27

hanbey64 はあ?おすすめってヒトラーのわが闘争をおすすめしてもいけないのか?何を売ろうがすすめようが買おうが自由なんじゃね 2014/09/27

te2u タイトルや内容がどうであれ、それが書籍であれば販促するのは書店として当然だし、クレームをつけるなら出版社では。/排外主義だと主張している人たちの言動が極めて排外的。 2014/09/27

poko_pen 単なる本の紹介すら禁止する事のほうが、言論弾圧になっているんだけども、ヘイトを声高に叫ぶ人達はそんな言論弾圧は容認するってことだよね(苦笑)。 2014/09/27

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/724047

反論したつもりなんでしょうけど、反論になってませんね。
私自身はこの本を書店が売ること自体を問題視しませんが、売るにあたって、「排外差別・ヘイトスピーチを繰り返す右翼団体がどのような思想で差別を正当化しているのか、それを知りたい人にオススメです」くらいは言っておいた方がいいでしょうね。

「調べるとっかかり」?

こういう人もいました。

wonodas 「隣国が嫌いな方」以外の文言は特に問題に感じられないが。嫌いな人がいるのは事実だしそれがなぜかと知るのも大事だし実際のところどうなのかと調べるとっかかりになればいいんでないの 2014/09/26

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/724047

日韓・日中問題を「調べるとっかかり」として、このような本を推奨するという神経がよくわかりません。
オウム事件をよく知らない人に「調べるとっかかり」として、教団が出版した本を推奨するような人なんているでしょうか?いたとしたら、その人に対してどう思うのでしょうか。

後記

タイミングを逸したのでお蔵入りにしようかと思ってた記事ですが、典型的などっちもどっち的擁護を見かけましたので、アップしておきます。