秦・大沼歴史修正コンビによる性暴力被害者侮辱会見での8項目の指摘に対する反論3

「日本軍は強制的に募集、徴用した」の件
「人数「約20万人」」の件
上の続き。

「年齢「14歳から20歳まで」」

3.年齢「14歳から20歳まで」
→20歳以上が多数いた証拠がある

http://www.sankei.com/life/photos/150317/lif1503170028-p1.html

教科書に書かれている正確な文言がないでの何とも言えませんが、「14歳から20歳まで」を含む女性が強制売春の被害を受けたということなら事実と言う他なく、それも例外的ではなく、かなり多くの未成年が含まれていたことも事実ですね。
極めてよく知られている資料として、心理作戦班日本人捕虜尋問報告49号という米軍のレポートがありますが、そこに20人の朝鮮人慰安婦の捕虜となった当時の年齢が書かれています。

 1 「S」 二一歳 慶尚南道晋州
 2 「K」 二八歳 慶尚南道三千浦〔以下略〕
 3 「P」 二六歳 慶尚南道晋州
 4 「C」 二一歳 慶尚北道大邱
 5 「C」 二七歳 慶尚南道晋州
 6 「K」 二五歳 慶尚北道大邱
 7 「K」 一九歳 慶尚北道大邱
 8 「K」 二五歳 慶尚南道釜山
 9 「K」 二一歳 慶尚南道クンボク
 10 「K」 二二歳 慶尚南道大邱
 11 「K」 二六歳 慶尚南道晋州
 12 「P」 二七歳 慶尚南道晋州              
 13 「C」 二一歳 慶尚南道(ママ)慶山郡〔以下略〕
 14 「K」 二一歳 慶尚南道咸陽〔以下略〕
 15 「Y」 三一歳 平安南道平壌
 16 「O」 二○歳 平安南道平壌
 17 「K」 二○歳 京畿道京城
 18 「H」 二一歳 京畿道京城
 19 「O」 二○歳 慶尚北道大邱
 20 「K」 二一歳 全羅南道光州

http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130728/1375007977

これらの慰安婦は1944年に捕虜となりましたが、ビルマに連行されてきたのは1942年です。連行された時の慰安婦の年齢は、17歳1名、18歳3名、19歳7名、20歳1名、
23歳2名、24歳2名、25歳2名、26歳1名、29歳1名で過半数が20歳未満(11名)です。
その他、2015年2月25日の「資料から読み解く慰安婦問題」では、「(5)未成年者を慰安婦にしていたことがわかる資料」として「外務省資料、フィリピン パナイ島イロイロ慰安所」が林教授によって紹介されており、14歳で慰安婦にされた被害者がいたことも知られていますし、それ以外にも元慰安婦として名乗り出た証言者の中には数え年か満年齢かで14〜16歳で被害にあったというものが少なくありません。

秦氏が「20歳以上の被害者もいた」という指摘で何を主張したいのか大体想像はつきますが、成人女性に対してなら売春強要しても許されるとか思ってるなら、そうはっきり主張すればよいでしょうに。少なくとも日本国内では喝采の声が上がるでしょうよ。

参考:未成年慰安婦の記録

21歳未満の女性や児童の人身売買や売春を禁じた「婦人及び児童の売買禁止条約」のためとみられる。ただ政府は25年に条約を批准した際、植民地を適用除外とした。このため植民地や占領地では売春婦でない未成年女子も対象となった。朝鮮からは17歳、台湾からは14歳の少女が慰安婦とされたとの記録がある。

http://www.asahi.com/articles/ASG7L5HWKG7LUTIL03L.html
フィリピン パナイ島イロイロ慰安所 検梅成績に関する件 1942

イロイロの陸軍慰安所慰安婦の性病検査の結果報告。16,17,18歳などの未成年者が多数いたことがわかる。内務省警保局は1938.2.23の通達において、日本国内で慰安婦を徴集する際には21歳以上に限定するように指示していたが、フィリピンにおいては未成年者であることがわかっていたにもかかわらず、軍は慰安婦にしている。これは明らかに差別である。

http://fightforjustice.info/?page_id=608

90年代に日本でなされた慰安婦裁判の韓国人女性達の全員がその当時未成年であった。また足立茂一欽州憲兵分遣隊長 「呼寄証明書」やイロイロ兵支部医務室「検微成績の件」1942,6,9『資料集』によれば、14、5才の台湾、フィリピンの少女が慰安婦にされて いたと言う。

http://194586245.web.fc2.com/03.html