むしろ、日本の民主主義が「沈み行く泥舟」かもと思った話

この件。

»「立憲民主党は沈み行く泥舟」高校教諭が授業で・・・

 さいたま市にある県立高校で、授業中に男性教師が「立憲民主党は沈み行く泥舟」などと発言していたことが分かりました。
 3日、埼玉県立浦和北高校の50代の男性教諭が現代文の授業中に、「枝野氏は希望の党に合流することをいさぎよしとしない」などと発言していたことが高校などへの取材で分かりました。さらに、教諭は「立憲民主党は沈み行く泥舟のようなものだ」とも発言したということです。
 高校の調査に対して、この教諭は「いさぎよしとしない」という言葉の使い方を説明する際、立憲民主党に言及したことを認め、謝罪しているということです。
 「不適切と、とられるような発言があったとしたらですね、非常に遺憾でありますし、その事実について重く受け止めております」(埼玉県立浦和北高校 伊藤治也 校長)
 県の教育委員会は「政治的中立を確保するよう指導を行っているが、不適切な発言があったことについて誠に遺憾に思います」とコメントしています。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3175612.htm

選挙権を持つ高校生もいるし、まもなく衆院選という状況で、この発言はどうかとは思う。
逆に言えば、選挙権を持たない年齢の生徒に対して選挙間際でもない時期に言う分には、咎めるほどの内容とは思わない。
でもこういうご注進文化を作ったのって、産経や自民党ネトウヨらなんだよね。自民党が大々的に密告奨励してたのは割と最近のことだし。

あと「不適切と、とられるような発言があったとしたらですね、非常に遺憾でありますし、その事実について重く受け止めております」という言い回しは良くない。事実だとわかってるなら「あったとしたら」なんて言い方は不要。逆に事実かどうかわかっていないなら、調査する旨と事実だった場合の処置について言及するべきだと思う。