罵詈雑言ばかりで中身のない記事に反論するのは困難だという話

例の“一部”のフェミニストの件。
scopedogさんは完全にアウトな人なのに、はてサのダブスタ許さんマンは、なにをしているのか?

まあ、私に宛てた記事でも無さそうなので別に反論する必要もないとは思いますが、こちらが書いている内容を曲解した上で誹謗中傷を繰り返していますので一応。
とは言っても中身が罵詈雑言ばかりで論理的な指摘や反論があるわけでもないんですよね。
要約しても“私はscopedogが嫌いだ、みんなも嫌いになれ”くらいの内容ですし、だいたいそんなこといちいち言わなくても、私を嫌っている人なんて山ほどいますので今さら・・・。

EoH-GS氏の批判

こんなことを書いています。

では、ここでのscopedogの主張を(胸くそ悪いのでちょこっとだけ)見てみよう。(ちょこっとだけでも充分酷いのよ)

2件の殺人のうち、未成年時に起こした1件目(2003年5月、15歳)はともかく、2件目(2014年7月、27歳頃)は成人後の殺害なので、「被告人は当時すでに成人しており、手段を尽くして殺害を避けるべきだった」という指摘が的外れとは思いません。

裁判長も1件目については「十分に同情できる」とし、2件目についても「妊娠までの経緯を「強く責めることはできない」」が、「当時すでに成人しており、中絶手術も経験していたことからすると、手段を尽くして殺害を避けるべきだった」と言っています。

この裁判長の主張容認しちゃうんだ。というのが率直な感想である。中絶しろって言ってるも同然だからだ。それが選択し難かったからこそ、この問題が起こっている、という認識が全くない致命的な人権感覚だと言える。続く文章も糞の山だ。

http://d.hatena.ne.jp/EoH-GS/20180915/1536978469

「「被告人は当時すでに成人しており、手段を尽くして殺害を避けるべきだった」という指摘が的外れとは思いません」と書いたら、「中絶しろって言ってるも同然」と決め付けられて非難されているわけですが、その後の部分で私は「2014年の妊娠でも中絶と言う選択肢があったことや行政に支援や助けを求めるなどの手段が存在することも認識した上で」*1と書いていて、中絶が唯一の選択肢であるとは主張していません。「行政に支援や助けを求めるなどの手段」の存在についてもちゃんと言及しています。
EoH-GS氏はその部分を全く無視していますね。scopedogを攻撃する上で都合が悪い部分だからでしょうか。

ちなみにこの記事に関連する追加記事で私はもっと明確に「中絶できなかったとしても出産後に産院の前に子どもを置いてくるとかは出来たかもしれませんよね。あるいは妊娠期間中に役所に電話で相談したりも出来たかもしれません。殺害して当然の状況だったとは言い切れないんじゃないかと。」と記載しています。その記事にブコメしているEoH-GS氏はそれを知っているはずですが、それも都合が悪いからか無視していますね。

「中絶できなかったとしても出産後に産院の前に子どもを置いてくるとかは出来たかもしれませんよね。あるいは妊娠期間中に役所に電話で相談したりも出来たかもしれません。殺害して当然の状況だったとは言い切れないんじゃないかと。」という記載を無視してEoH-GS氏はこう続ける。

まず、18歳(2006年頃)と20歳(2008年頃)の妊娠では中絶しているので、中絶という手段がありえたことは知っており、義父と母の支配も20歳(2008年頃)の離婚で3ヶ月ほど離れて生活したという経験もあり、また就労もしていたことを考慮すると、27歳の時点で義父から逃げるという選択肢が全く考えられない状態だったとは判断しにくいところです。

 「一度、中絶をしているから何度でも中絶できるだろう?」という女性の尊厳を踏みにじる認識がストレートに出ているのが、ミソジニストの面目躍如といったところだ。そしてこの文章のもう一つの問題が、未成年期から続く性的虐待があったという『朝日』記事の大前提をすっぽり抜かして話を続けているところだ。(正確に言えば後半で書いているのだが、この部分では抜かしている。議論をセパレートしようという意図があるのだろう)『朝日』記事の有料部分では性的虐待と虐待者の支配から逃れられない状態について複数の專門家のコメントをとって詳述している。scopedogは有料部分を読んでいる*1ことを自分で書いているのに、なぜこの点に関して本文に即した言及がないのだろうか(後半部分にもない)?

http://d.hatena.ne.jp/EoH-GS/20180915/1536978469

引用部分に「義父から逃げるという選択肢」と書かれているにも関わらず、EoH-GS氏は都合の悪いからかその記載をすっぽり無視して「「一度、中絶をしているから何度でも中絶できるだろう?」という女性の尊厳を踏みにじる認識がストレートに出ている」とscopedogの認識を勝手に改竄し、ミソジニスト呼ばわりしています。こちらとしては言ってもいないことで非難されているわけですからたまったものではありません。

「未成年期から続く性的虐待があった」件については、EoH-GS氏自身が認めているように同一記事中の後半に書いていますが、EoH-GS氏にとっては書かれている場所が気に入らないようで、そんなのもう言いがかりとしか言いようがありませんよ。
心神耗弱や支配の影響について、後半でかなり字数をかけて記載していますが、それらに対しては具体的な指摘もなしで、「議論をセパレートしようという意図がある」とか「なぜこの点に関して本文に即した言及がないのだろうか」とか邪推紛いの記述とかされて、もうんざりですね。

事件に対するscopedogの認識もちゃんと書いているのだが、それも無視。

こう書いているんですよね。

もちろん、この女性には同情すべき点が多々あるわけですが、それでもなお殺害した人数は2人であることと、この女性が親や周囲の大人から守られるべきだったというのと同様に、殺害された2人の乳児も親から守られるべきだったという点を考慮すると、さすがに懲役3年まで減軽するのが適切かどうかは個人的にはちょっと厳しいかなと思いますね。
少なくとも、3年に減軽されて当然だとまでは思えませんので、裁判員裁判としておかしな判決とはちょっと言えません(2人殺害だと死刑が視野に入りますし、後述しますが、心神耗弱状態の母親が子供を殺害した事件で懲役3年執行猶予5年の判決が出ており、殺害人数からこれより軽い罪にはまずできないでしょう)。

http://scopedog.hatenablog.com/entry/2018/04/02/080000

この記事を書いた理由は、“執行猶予がついて当然だ!”という多くのブコメの反応に対して違和感を持ったからです。だから最初に殺人罪が適用されることとその量刑の話を入れているわけです。EoH-GS氏が噛み付いている部分は、殺人罪が適用されていることに関する説明の部分なんですよね。

EoH-GS氏も殺人罪が適用されること自体には特に何も言っていませんが、殺人罪が適用されるのならば、法定刑は5年以上の懲役になるわけですから、本件の懲役4年が減軽された結果であることは否定できません。
殺人未遂ではなく既遂でありそれも殺害人数が2人であること、それらを考慮すれば“執行猶予がついて当然だ!”とはちょっとならないでしょ?という記事ですよ。
心神耗弱状態の母親が子供1人を殺害した事件で懲役3年執行猶予5年という判例がありますけど、本件の場合性的虐待や心的支配といった要件を考慮してもなお、殺害人数という問題があるわけですからね。
もちろん、殺害人数が2人であることを踏まえても、心神耗弱状態の母親が子供1人を殺害した事件と同じく懲役3年執行猶予5年とすべきだったと主張すること自体はありだと思いますが、EoH-GS氏はそういったこともせずとにかくscopedogを罵倒しているわけで、EoH-GS氏にとってはこの事件はscopedogを攻撃するための材料にすぎないんだろうな、と私には感じられました。

EoH-GS氏には全く無視されていますが、当該記事後半で私はこう書いています。

様々な事情から追い詰められて、当人にとっては他に手段なく罪を犯さざるを得なくなるというのは、程度の差はあれ多くの犯罪で起こることです。それらの情状は酌量されるべきではあるものの、心神喪失・耗弱状態とは言えず、適切な刑罰を科されて贖罪すべきことであろうと思います。

本件の加害者の女性は、自ら「罪をつぐないたい」という意志を示して控訴しなかったとのことです。

(記事有料部分)
 弁護側は裁判で、義父の支配から逃れられない状況だったとして、執行猶予付きの判決を求めていたが、控訴せず、懲役4年の刑が確定した。裁判でも「罪をつぐないたい」と話していた意志を、弁護人は尊重したという。

https://digital.asahi.com/articles/ASL3M5QWDL3MUOHB00P.html

実際、無罪放免にされたとしたら、女性は納得してそれに甘んじることができたか、それが自らの子どもを二人も殺害したことに対する自責の念を消失させることになるかと言えば、おそらくそうはならなかったのではないでしょうか。
彼女自身が犯した罪に向き合い、納得できる罪の償いに導くという意味で、科される刑罰・環境がそれに適したものかという問題はあるものの何らかの刑罰が必要であろうと個人的な意見としてそう思います。

同時に女性自身は長期にわたり虐待を受けてきたわけですから、適切な治療を施す必要もあり、その点については改善すべき点は多々あろうと思いますね。

http://scopedog.hatenablog.com/entry/2018/04/02/080000

元の朝日記事にも言えることですが、性的虐待被害を受けた被告に対する配慮と同程度の配慮を生まれた直後に殺害という最悪の虐待を受けた2人の子どもにも向けてほしいんですけどね。どうも”一部”のフェミニストにはそれができないようですが。



*1:強調は引用者による。以下同様