雑感

この件。
「公益性で不適当なら」助成取り消し 芸文振が要綱改正(千葉恵理子 2019年10月17日13時29分)

公権力は直接規制せず、独立しているはずの組織に忖度させて規制させるという日本的な検閲が完成身近という感じ。

きっかけはピエール瀧氏の事件と言っているが、

 芸文振によると、公益性が問題となるケースとして、出演者や申請団体が有罪判決を受けた場合などを想定しているという。きっかけとなったのは映画「宮本から君へ」。今年度の助成が決まっていたが、出演するピエール瀧さんが麻薬取締法違反で執行猶予付きの有罪判決を受けたことで不交付を決定した。麻薬取締法違反で有罪判決が出た人物が出演しているため「薬物の使用を容認するというメッセージを発信しかねない」として公益性の観点から不適当だと判断したという。
 この件を受け、要綱の改正を6月から検討。9月27日に外部有識者による定例の運営委員会を開き、要綱の改正を諮った上で理事長が決定したという。

https://digital.asahi.com/articles/ASMBK3VXRMBKUCLV009.html

関係ないと言っているが「文化芸術活動の助成については、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金を9月26日に文化庁が全額不交付とした」その翌日の運営委員会で決定しておいて関係ないとか言っても誰も信じないだろうね。

そもそも映画出演者の有罪判決が事後不交付の理由とされるのもどうかとは思う。