日本社会にとっては、排外差別団体関係者が国家公安委員長の宿泊先を訪問して写真を撮るような仲であることよりも、国家公安委員長に対する“セクハラ”の方が重大事
この件。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141010-00000535-san-pol山谷氏への「懇ろ」やじ 山谷氏「国会は品位のある場。非常に残念」
産経新聞 10月10日(金)12時27分配信
山谷えり子国家公安委員長は１０日の記者会見で、参院予算委員会で民主党の野田国義参院議員（福岡選挙区）から「懇（ねんご）ろ」とやじを飛ばされたことについて「国会は品位を持って審議される場だと思っているので、非常に残念だ」と語った。
７日の審議で、別の同党議員が５年前に山谷氏の滞在先ホテルを「在日特権を許さない市民の会」の男性関係者が訪れた件を追及する際、野田氏は「宿泊先まで知っているのは懇ろの関係じゃねえか」などとやじを飛ばした。
その後、野田氏は「思想的に親しいとの意味で使った。誤解を招いて申し訳なかった」と釈明したが、山谷氏への謝罪は行っていない。山谷氏は「国対の方で議論があるようなのでそれを見守りたい」と述べるにとどめた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141010-00000048-jij-pol「国会の信頼損ねる」＝山谷国家公安委員長
時事通信 10月10日(金)10時54分配信
山谷えり子国家公安委員長は10日午前の閣議後の記者会見で、民主党の野田国義参院議員から参院予算委員会でセクハラと取られかねないやじを受けたことについて、「国会は品位を持って審議する場だ。
国民が国会に信頼を持てなくなる状況は残念なことだ」と批判した。
排外差別団体関係者が自民党議員の滞在先ホテルを知っており、そこで排外差別団体関係者と懇談した自民党議員が国家公安委員長になっているわけですが、そんなことは、親密ぶりを「懇ろ」と野次ったことに比べれば大した問題ではないようです。
山谷公安委員長の「知らなかった」という釈明は許せても、野田議員の「思想的に親しいとの意味で使った。誤解を招いて申し訳なかった」という釈明は許せないのでしょう。
まあ、両方とも批判しているという人もいると思いますが、その結果、一方だけが潰され、他方は平気で生き残るようなことにならないといいですね。
10年ほど前、年金未納期間があった一方の政治家は党代表の座を追われ、他方の政治家は平然と首相の座に居座り続けましたが。
日本では政権党がいい加減であっても、政権を批判する側には一点の曇りすら許されません。その結果、批判勢力が育たず、いい加減な政権が長期政権となってしまう傾向があります。
清廉潔白な聖人君子だけで構成される完全無欠な批判勢力が早く現われるといいですね。
