あるネトウヨの発狂

報道された一部分だけを見て“野党の質問の仕方”を評価してない?」という記事にこういうコメントがつけられてですね。

公式数値は調べればすぐ出て来るのに(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000098603.pdf)「独自調査」がどうのとか、なにを言ってるんだこの馬鹿は。待機児童問題に関心が無いのにでしゃばるな
zions
2016/03/10 01:06

http://b.hatena.ne.jp/entry/281146864/comment/zions

zions氏がドヤ顔で示した「公式数値」とやらでいいのであれば、山尾議員が本国会の予算委員会内で既に言及してるわけですよ。

衆議院トップページ >立法情報 >会議録 >予算委員会 >第190回国会 予算委員会 第4号(平成28年1月13日(水曜日))

○山尾委員 総理は、景気がよくなったから働こうという主婦は私は会ったことがないと言ったら、その席から、これはやじというのかわかりませんけれども、いっぱいいるよとおっしゃいましたよね。今の説明でも、低い給与だと働かない、高い給与なら働こうかしら、こういう人もいるんだよと。一部いると思いますよ。でも、いっぱいいるよというのは、総理、大きな認識のずれです。
 パートタイム白書というのがあります。主婦パートの働く目的の内訳があります。働いているパートの主婦の方が何で働いているのかと。これは、八割は生活維持と家計補助のために働いています。二割が生活向上です。
 つまり、八割は、働かないと暮らしていけない、働かないと家計が回らない、必要があるから働いているんですよ。生活向上で、つまり、趣味とか旅行とか、もう少しさらにゆとりを楽しもうというために働く主婦、こういう人だったら、まあそれは、景気がよくて給料がよければ働こうかしら、余り低い給料だったらちょっとねとなると思うけれども、八割の人は、給料が低かったら働くのをやめたなんという状況で働いていないんですよ。
 総理、この感覚のずれを率直に受けとめて修正をしていただかないと、女性活躍や希望出生率一・八実現なんということは、私はできないと思います。
 そこで、希望出生率一・八、この実現に向けて待機児童ゼロを確実に実施する、これは総理が繰り返し語っておられますよね。この待機児童ゼロについては相当強い決意を持っておられるようなので、総理に基本的なことをお尋ねします。
 待機児童の数は、二〇一〇年から一四年まで連続して減っていました。そのとおりです。去年、二〇一五年はふえちゃったんです。二万千三百七十一人から二万三千百六十七人です。待機児童ゼロに強い決意を持つ総理は、なぜ去年待機児童が増加になってしまったかという原因について当然お考えがあると思うんですけれども、これはお話を今いただくと長くなると思ったので、去年の十一月、総理が読売国際経済懇話会でこれを説明しているので、話します。
 こういうふうにおっしゃっています。ことし、待機児童は前年よりふえてしまったとおっしゃっています。安倍政権発足以来、女性の就業者が九十万人以上ふえたから無理もないことでありますと。女性の就業者が九十万人以上ふえたから待機児童は前年よりふえてしまった、こういう分析をされているんですけれども、この認識にお変わりはないですか。

http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001819020160113004.htm

(強調は引用者による)

山尾議員が「日本死ね」問題に言及した2016年2月29日とは日付が異なりますけど、その2016年2月29日の質疑の冒頭*1で、山尾議員は「この予算委員会で私は2回、総理と待機児童問題について議論してきました。」と述べてますから、当然2016年2月29日のやり取りは、上記2016年1月13日の議論を踏まえたものです。
まさか、質問するたびに同じ数値に言及しろとか馬鹿げたことを要求しているわけではないと思うんですけどねぇ。