第73回国連総会で採択された死刑執行停止を求める国連決議に反対した国について

アムネスティが2018年12月27日付で「死刑執行停止を求める国連決議  圧倒的多数で採択」という記事を出していました。ざっと日本語で検索してみましたが、日本のメディアは総じてこの件を無視しているようです。報道しない自由を満喫しているようですね。
まあ、安倍政権が次から次へと死刑執行している状況で、この決議について報じても政府に睨まれるだけでメリットが無いという“高度に経営的な判断”なんでしょう、きっと。

国連総会決議は2018年12月17日付で、投票権を持つ193ヵ国中、賛成121、反対35、棄権32、投票不参加5という結果でした。

気になる反対国ですが、わが日本はもちろん反対でした。仲良く反対票を投じたのは、米国、中国、インド、北朝鮮サウジアラビア等々、なるほど日本と価値観の近い国々ですね。

反対国を全て列挙すると、アフガニスタンバハマバーレーンバングラディシュ、ベリーズボツワナブルネイ、中国、北朝鮮、エジプト、エチオピアグレナダ、インド、イラン、イラク、ジャマイカ、日本、クウェートモルディブナウルパプアニューギニアカタール、セントクリストファー・ネイビス、セントルシアセントビンセント・グレナディーンサウジアラビアシンガポールスーダン、シリア、トリニダード・トバゴ、米国、イエメン、ジンバブエ の以上35か国。

まあ、国数で言えば少数派ですが、人口で比べれば多数派なんじゃないですかね、中国やインドのおかげで。


参照:Moratorium on the use of the death penalty : resolution / adopted by the General Assembly
関連:General Assembly Endorses Landmark Global Compact on Refugees, Adopting 53 Third Committee Resolutions, 6 Decisions Covering Range of Human Rights
関連:Resolutions of the 73rd session