「蔣中正總統文物」に記載されている南京事件の記録

こんな嘘をついている人がおりまして。

台湾で　蒋介石の機密文書が公開された

南京大虐殺　載ってるはずなのにどこにも無い

蒋介石機密資料26万件、台湾国史館が公開、先「抗戦重要な文書」を閲覧、1937年６月から淞滬会戦、南京敗走まで「南京虐殺」一言も載せてなかった！pic.twitter.com/Thutu4Tkgv" / Twitter https://t.co/ktrXBnzC2Z

— 村松正光 (@cw4ju09gJFIG3bq) October 18, 2019

「國史館檔案史料文物查詢系統」には「於南京下関一帯殺我官兵一万余人於退避衣文殺三千余人等」という1938年1月15日付の記載が載っています。日本軍が南京下関と太平門で中国軍将兵を虐殺したという記述で、顧祝同から蒋介石に発せられた電報ですね。

以下で検索してみればすぐにわかります。

全宗號： 002
全宗名稱： 蔣中正總統文物
入藏登錄號： 002000002193A
卷件開始日期： 1938/01/15
卷件結束日期： 1938/01/15
資料類型： 文件
卷名： 八年血債 （十二）
數位典藏號： 002-090200-00036-326

題名摘要：顧祝同電蔣中正據林偉儔面稱率四七五旅由南京突圍至屯溪經過及日軍於南京下關與太平門屠殺我官兵等情

檔案系列： 蔣中正總統文物/特交文電/日寇侵略/日寇侵略
相關人員： 何全標
相關地點： 南京，安徽-屯溪，湖北-武昌，江蘇-溧陽，安徽-寧國，安徽-郎溪
關鍵詞組： 軍事-南京保衛戰

もちろん、戦後の南京軍事法廷関連でも出てきますね。
例えば、「陳誠呈蔣中正日軍戰犯谷壽夫縱兵屠殺案被告谷壽夫處死刑擬予照准」（002-020400-00052-080）とか。