虐殺や戦時性暴力の悲惨さを知ってほしいというのも「未来志向」らしいので、どんどん紹介すべきですね。

佐野利男軍縮大使がなかなかいいことを言いました。

日本の核廃絶決議案採択 核保有国が棄権 中国は反対

11月3日 13時04分
(略)中国の傅聡軍縮大使は、決議に反対した理由について「日本はことさらに広島や長崎の被害を強調する一方で、南京大虐殺などの戦争犯罪を認めていない」と歴史問題を強調しました。これに対して日本の佐野利男軍縮大使は「被爆70年の節目に広島や長崎の被害に言及するのは当然で、決議は核兵器の悲惨さを知ってほしいという未来志向のものだ」と中国に反論しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151103/k10010292861000.html

原爆被害を訴えて核兵器の悲惨さを知ってほしいというのは「未来志向」だと日本政府を代表して佐野大使が発言しています。

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国連の特別報告者を超人か神だとでも思ってんのかな?

国連特別報告者として来日した児童の性搾取の専門家であるマオド・ド・ブーア=ブキッキオ氏ですが、2015年10月19日から8日間、東京、大阪、川西、沖縄の4箇所を視察した上で氏の会見が10月26日に行なわれました。
言うまでもないことですが、たった8日間で国連独自に直接の全国横断的な実態調査ができるわけもなく、そんなことはそもそも時間的にも人員的にも予算的にも不可能ですから、この問題に関わっている関係者からのヒヤリングが基本であることは、容易に理解できることでしょう。
実際、ブーア=ブキッキオ氏は会見で、司法関係、警察、地方自治体、IT企業、NGO、被害者・関係者に話を聞いたと言っています。で、これらの報告は、2016年3月に提出されるそうですから、「ソース!ソース!」とがなりたててる人たちは、それを待てばいいと思います。
相手に罵倒と罵声を投げつければ回答が得られると思ってるかのような態度が目立ちますけど、それは人としてどうかと思いますね。

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