「未来永劫謝罪を続けるのは違う」と言うなら未来永劫参拝を続けるのも違うでしょうに

稲田朋美氏には是非、何度参拝すれば気が済むのか、と靖国参拝する右翼連中にぶち切れて欲しいところです。

「未来永劫謝罪するのか」=自民・稲田氏

時事通信 8月11日(火)23時35分配信
 自民党稲田朋美政調会長は11日のBSフジの番組で、安倍晋三首相が14日に公表する戦後70年談話について、「未来永劫(えいごう)謝罪を続けるのは違う」と述べ、先の大戦に関する「おわび」の文言は明記すべきでないとの認識を示した。
 村山談話に盛り込まれた「侵略」についても「こだわる必要はない」と語った。
 稲田氏は「日本は痛切な反省に基づき、この70年間、戦争することなく、平和に貢献してきた」と強調。中韓両国と国交正常化を成し遂げた後、「中国に政府開発援助(ODA)を行い、韓国にも援助してきた」とも指摘し、「謝罪をするのは違和感を覚える」と述べた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150811-00000170-jij-pol&pos=4

まあ、“お詫びは不要。過去と決別すれば、後は未来志向でいい”という主張*1もあるでしょうが、そもそも安倍政権はもとより、日本社会自体が過去と決別しているとは到底言えない状況ですからねぇ。
決別どころか都合のいい部分のみつまみ食いして影の部分の犠牲者たちを侮辱し続けてるわけですから、お詫びしなければ過去と決別もできないのが当たり前だと思いますね。

慰安婦制度は女性の人権に対する重大な侵害であるが、お詫びの必要はない” by 稲田朋美

2年前に稲田氏はこんなことを言ってました。

稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成25年5月24日
(平成25年5月24日(金) 9:09〜9:25  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

(問)つまり合法ではあったけれども、合法であったということは今の御見解、御認識としてはやはりあるということですか。

(答)いや、合法であったという言い方をすると、人権侵害ではないというふうに誤解されると私は思うので、今であろうとも戦時中であろうとも、女性の人権に対する重大な侵害であることには変わりがないと思います。

http://www.cao.go.jp/minister/1212_t_inada/kaiken/2013/0524kaiken.html

慰安婦制度は「女性の人権に対する重大な侵害である」と言っていたわけですが、お詫びの必要はないとのことです。
まあ、自民党政治家にとって、女性に対する性暴力なんて謝罪するに値しない些事だということなんでしょうね。

*1:2015/8/13 ニュース23で永井陽右氏がこういう趣旨の発言をしていました。