この件。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014020500590&g=int中国は大戦前夜のヒトラー=南シナ海の「ズデーテン化」警告−比大統領
【ニューヨーク時事】フィリピンのアキノ大統領は4日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)のインタビューで、南シナ海の領有権を強硬に主張する中国を、第2次世界大戦前夜の1938年、当時のチェコスロバキアのズデーテン地方を併合したヒトラーのドイツと重ね合わせ、「われわれが今、不法行為にイエスと言えば、さらなる事態の悪化をどうやって防ぐのか」と述べ、領有権紛争の解決で国際社会がフィリピンを支持するよう訴えた。
大統領は自国領の部分的な明け渡しを強国に迫られていると述べ、国際法による解決に向け、外国によるより強力な支援が必要だと強調した。
大統領はズデーテン地方について、大戦を回避しようとヒトラーに譲歩する中で割譲されたと強調。その上で、「(国際社会は中国に対し)『もうたくさんだ』といずれの時点で言うのか。世界は言わねばならない」と力説した。(2014/02/05-15:42)
何やらフィリピンが一方的に中国から圧力をかけられているかのような記事ですが、そう単純でもなさそうに思えます。
以下は台湾政府が出しているフィリピンに対する抗議です。
http://www.mofa.gov.tw/official/Home/Detail/ece1f126-9af0-43a8-8636-8e19aa4758ef?arfid=2a16455d-0b58-4440-81e8-fc318cdb0ff6&opno=9b985598-f84c-4e10-8b77-a3fb8ac72342中華民國外交部關切菲律賓邇來在南沙群島侵犯我權益之非法作為並重申立場
中華民國外交部關切菲律賓邇來聲稱計畫修整南沙群島的中業島機場跑道等設施,及將南沙群島部分島嶼發展為觀光景點等非法作為,已侵犯我權益,並重申我政府立場如次:
一、中業島為南沙群島島礁之一,無論就歷史、地理及國際法而言,南沙群島、西沙群島、中沙群島、東沙群島及其周遭水域屬中華民國固有領土及水域,主權屬於中華民國,不容置疑。中華民國對該四群島及其水域享有一切應有權益,任何國家無論以任何理由或方式予以主張、占據或開發,中華民國政府一概不予承認。
二、中華民國政府呼籲,相鄰南海各島礁的國家,應依據相關國際法的原則與精神,自我節制,避免採取任何片面措施,影響南海地區的安定與和平,並透過協商對話,和平解決南海爭端。我國願積極參與相關對話,解決紛爭,共同促進區域的和平穩定與發展。
三、中華民國政府願秉持「主權在我、擱置爭議、和平互惠、共同開發」的原則,與其他國家共同開發南海資源。(E)
文號:002更新日期: 2013/1/15 資料來源:公眾外交協調會(機械翻訳)
中華民国外交部は関心を持ってフィリピンは近来計画が南沙諸島の中の業の島の空港の滑走路などの施設を修繕すると公言して、および、南沙諸島の一部の島を発展して観光する名所などの不法な行為になって、すでに私の権益を侵犯して、そして私の政府の立場が次のとおりなことを重ねて言明します:
一、中業の島は南沙諸島島の暗礁の中の一つで、歴史、地理(学)と国際法にとってにも関わらず、南沙諸島、西砂諸島、中の砂の群島、東の砂の群島と周囲の水域属中華民国の固有の領土と水域、主権は中華民国に属して、疑いをはさませません。中華民国はこの4群島と水域に対してすべてを有して権益があるべきで、いかなる国家はいかなる理由あるいは方法主張、で占めるか開発するのにも関わらず、中華民国政府はすべて承認しありません。
二、中華民国政府は呼びかけて、隣り合っている南シナ海の各島の暗礁の国家、根拠に応じて国際法の原則と精神に関連していて、自ら管轄して、いかなる一方的な措置をとりを免れて、南シナ海地区のが平和に安定するのにと影響して、そして協議対話を通して、南シナ海の紛争を平和裏に解決します。我が国は積極的に関連している対話に参与するのを望んで、紛争を解決して、共に地区の平和と安定と発展を促進します。
三、中華民国政府は「主権は、私で放置する論争、平和が相互に利益があって、共に開発する」の原則を維持するのを望んで、その他の国家と共に南シナ海の資源を開発します。(E)
中業島とは、フィリピンが実効支配しているパグアサ島のことで南沙諸島の中では2番目に大きな島です。
台湾政府の抗議声明を見る限り、フィリピン側が係争中の島の滑走路修繕や観光開発に取り掛かっているということになりますが、だとすればこれは挑発的な行為だと言われてもやむを得ないところです。
これ以外にも2013年5月には台湾漁船がフィリピンの警備艇から銃撃された事件もありました。
中国に対する先入観から、自動的にフィリピンを善玉的被害者とみなすのは早計かも知れません。
とは言え私はフィリピンの政情に詳しくありませんので、詳しい人の見解がほしいところではありますが。