見かけの平等性を振りかざす行為

例えば、こんな発言です。

痛いニュース(ノ∀`) : 朝日新聞が一般家庭に朝刊を無料でバラ撒き非難轟々「ゴミを入れるな」「タダでもいらない」 - ライブドアブログ
figphoton 慰安婦については「他もやってるじゃん」ロジックはダメなのにこれはいいの?議論の発散を狙った論法はその対象に関わらず拒否されるべきでは? 2014/10/23

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1814658.html

↑これ、自分では平等・公正に対応してるつもりなんでしょうけどね。
多分、自分の判断の基礎にある差別性や偏見に全く気付いていないのでしょう。

殺人犯が「他もやってるじゃん」というロジックと、みんなが利用してる施設から不当に排除された人が「他もやってるじゃん」というロジック、これが同じですか?

行為そのものの評価を省いて反応だけを比較する愚

言うまでもありませんが、殺人も強制売春も、行為そのものが許されるべきものではなく、それが故に“あいつもやっている”は言い訳にならないわけです。
一方で、新聞を無償で配布する行為もみんなが利用できる施設を利用する行為も、行為そのものは認められるものです。故に特定の社・人だけがその行為を非難されることは不当であり、その不当性を訴える際の“あいつもやっている”は正当な理由になります。

この程度の違いがわからない人がネットには多すぎるんですよね。