通貨スワップ協定、世界中の銀行の耐久性向上に貢献=米FRB理事
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE8BG01L20121217
2012年 12月 18日 02:40 JST
[フランクフルト 17日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のスタイン理事は17日、主要中銀が通貨スワップ10+ 件協定を締結することで、世界中の銀行の耐久性が増すとの考えを示した。
同理事は欧州中央銀行(ECB)主催のフォーラムでの講演の原稿で、「FRBがECBやその他の主要中銀と締結しているスワップ協定は、ドル資金市場でのストレスへの効果的な対応となっている」との見解を示した。
その上で「こうしたスワップ協定によりドル建て資産の投売りが回避され、米国の家計・企業に対する信用の流れが維持された」とした。
FRBは13日、ECB、カナダ中央銀行、イングランド銀行、および、スイス国立銀行とのドルスワップ協定を2014年2月1日まで1年延長したと発表している。日銀も19、20日に開く金融政策決定会合で同スワップ協定の延長を決定する。
また、米国で事業展開する外資系銀行を対象とした自己資本や流動性基準の強化を提案することをFRBが決めたことについて、スタイン理事は、こうした規制により、短期ドル資金への依存度が高い外資系銀行に対する圧力が軽減されると指摘。
「こうした規制を通してドル資金調達市場の阻害要因を軽減することで、将来的にストレスが増大した際、スワップ協定に対する依存度の低下にもつながる」との考えを示した。
スタイン理事はこの日の講演では、米景気見通しや金融政策については触れなかった。
日韓通貨スワップ協定を、日本から韓国に対する「施し」としか理解していない人には、上記記事を理解することは出来ないでしょう。
ちなみに2008年に日本はアメリカと1000億ドル規模の通貨スワップ協定を結んでいますが*1、これはアメリカから日本に対する施しだったのでしょうか?日本からアメリカに対する施しだったのでしょうか?
*1:http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=ar4rxE5VE3fU&refer=jp_news_index 「日銀とFRB、ドル・スワップ協定の1200億ドルへの増額で合意」September 29, 2008 12:14 EDT