以前の「中国から見た日本の集団的自衛権容認、中比紛争への日本軍介入の可能性」という記事は、タイトルどおり日本の集団的自衛権容認が中国からはどのように見えるのか、という点と、中比紛争が勃発した場合に日本軍が介入する可能性について短く述べたものです*1。後者は日本にとっての集団的自衛権容認の意味を検討する意図で書いています。
中比紛争がどういう経過で生じるかの詳細について基本的に対象外
紛争に至る要因には様々なものが絡むため、詳細に経過を予測することは困難です。ですが、懸念される紛争の現実性については割りと簡単にわかります。例えば、ベルギーとフランスの間で武力紛争が生じる懸念は無視していいレベルですが、シリアとイスラエルについてはそうではありません。しかし、シリアとイスラエルがどのような経過で紛争に至るかを詳細に予測することは困難です。
南シナ海の離島の領有権で対立している中国とフィリピンの間での紛争勃発の懸念は無視していいレベルではないでしょう。だからと言ってそこに至るまでの経過を詳細に予測することは困難です。
どうも私が書いた記事を読んで、フィリピンは中国に対してすぐさま挑発行為につっこんでいく*2、とでも理解した人がいるようですが、とても残念な理解力ですね。
で、その残念な人の一人が例のthe_sun_also_rises氏ですが、氏が次のような反論(?)を出してきています。
「(1)あれ? アメリカの反応は考えなくていいの?」
上で書いたとおり、私の前記事は日本にとっての集団的自衛権容認の意味を検討する意図で書いたものです。アメリカの反応が中比紛争への日本軍介入の可能性を消滅させることにつながらない限り、アメリカの反応について言及する必要性はほとんどありません。*3
日米安保があっても尖閣有事の際にアメリカが支援してくれるか不安がる声は結構ありますし、それ故にアメリカが尖閣は安保の範囲内だと述べる度に大喜びしていた人がいるわけですが、米比軍事協定に関してはそういう懸念もなく、中比間で紛争が起きたら、直ちに米軍が支援し日本の出番はない、と断定できる思考回路はちょっとおめでたいものがあります。
アメリカにはアメリカの国益があるのであって、フィリピンの離島のために中国との全面対決に至るのを避けたいと考えることだってありえるわけです。その場合には日本はどうするんですか?って話ですね。
アメリカが出ないなら日本も出ない、という選択肢だってもちろんありますが、日本の国益とアメリカの国益は必ずしも一致しないという当然の前提くらいは理解しましょう。
アメリカのオバマ大統領が訪問して軍事協定を結び、力強い演説を行っても、冷静な対応を崩さないフィリピンが、日本の集団的自衛権行使でトチ狂って中国を挑発するような行動にでることって想像できるだろうか。いくらフィリピンが発展途上国で国内にさまざまな問題を抱えているからといって、小国が大国を挑発する愚を理解しないほど、フィリピン政府のエリート層は愚かだという前提をおくのは、論理性に欠けている。
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
この辺はモラルハザードって概念を理解していないなと思わされる箇所です。モラルハザードというのは、例えば火災保険をかけることによって火事を起こさないようにするための注意がおろそかになることを言います。要するに危機に対する備えをすることによって逆に危機を起こさないようにする注意が散漫になることを言います。私はそもそも「フィリピン政府から外交的慎重さを失わせる可能性」と言ってるだけですが、the_sun_also_rises氏は勝手に「トチ狂って中国を挑発するような行動にでること」とすりかえています。
アメリカとの協定にせよ、日本の集団的自衛権容認にせよ、フィリピン外交にモラルハザードをもたらす要因になるのは当然の話に過ぎず、いちいちこれを否定しようとすること自体がおかしな話です。言えるのはせいぜい、“今のところフィリピン政府は冷静だ”くらいでしょうか。
「(2)日本は中比紛争に武力介入することが可能か?」
the_sun_also_rises氏は蛇足を色々つけて日本は中比紛争に武力介入できないと否定しています。根拠らしいのはせいぜい「政府が想定した8ケースの中に、島嶼の奪回などはない」くらいですが、政府が想定したケースなどただの説明資料であって日本政府の行動を将来にわたって拘束するものではありません。見るべきは閣議決定の記述です。
(2014年7月1日閣議決定)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014070101067
(3)これまで政府は、この基本的な論理の下、「武力の行使」が許容されるのは、わが国に対する武力攻撃が発生した場合に限られると考えてきた。しかし、冒頭で述べたように、パワーバランスの変化や技術革新の急速な進展、大量破壊兵器などの脅威等によりわが国を取り巻く安全保障環境が根本的に変容し、変化し続けている状況を踏まえれば、今後他国に対して発生する武力攻撃であったとしても、その目的、規模、態様等によっては、わが国の存立を脅かすことも現実に起こり得る。
(略)
こうした問題意識の下に、現在の安全保障環境に照らして慎重に検討した結果、わが国に対する武力攻撃が発生した場合のみならず、わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合において、これを排除し、わが国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小限度の実力を行使することは、従来の政府見解の基本的な論理に基づく自衛のための措置として、憲法上許容されると考えるべきであると判断するに至った。
閣議決定を見る限り、他国での武力行使の条件は「わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃」と記載されており、軍事同盟を結んでいるアメリカに限定していません。前記事でもこれは書いているので読解力があればわかるはずですが、the_sun_also_rises氏はネグることに決めたようです。
もっとも、今後法律で限定されるのであればそれが効力を持つでしょうが、今のところ閣議決定しかありませんからね*4。
8類型については、左派もすんなりと読めるだろうから、赤旗の記事をはっておくよ。
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
PKO任務で武器使用/集団的自衛権など3分野・15事例判明
政府の説明は信用ならんとかいい始めると、その段階で憲法論どころか論理すらない主観論になるので、その辺はよろしく。
こういうのを見ると、the_sun_also_rises氏はどうも閣議決定の文面よりも政府が説明用に作った15事例の方を重要視しているようですが、それってどうなんですかね?
「(3)自衛隊はフィリピンの小島を奪回できるか?」
軍事作戦的に具体的な記載は私は一切していませんので、この辺の指摘はthe_sun_also_rises氏による仮想戦記の開陳だと思ってます。
中国軍が日本本土を攻撃してくるとか、お花いっぱいの妄想をthe_sun_also_rises氏が書いていますので興味のある人なら楽しめるんじゃないですかね。
一般論を言っておきますと、係争地での武力衝突が必ずしも全面戦争に拡大するわけではなく、係争地周辺で完結することも少なくないんですよね。
一言で批判すると、軍事紛争を扱った論で、軍事力のことを考えない論って初めて見たよ(笑)ってこと。*6
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
とか言ってますけど、確かにthe_sun_also_rises流の仮想戦記ならネット上に掃いて捨てるほどありますね。それで満足するような人なら、the_sun_also_rises氏の仮想戦記で十分なんでしょうよ。the_sun_also_rises氏が読んでいる“国際関係論”の本はきっと軍事力の記述で埋め尽くされているのでしょうね。それを“国際関係論”の本と呼ぶかどうかは知りませんが。
できないことをできないと率直にフィリピンに伝えることが、「“南シナ海の離島など中国にくれてやればいい”というメッセージを日本からフィリピンに伝えるのと同義」なのか論理的に説明してほしい。
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
逆にこっちから聞きたいんですけど、何でフィリピンが日本に依頼する支援内容を、自衛隊による離島奪回作戦に限定しているんですか?フィリピン軍を指揮する立場から見て紛争の全期間にわたって日本軍に全く存在価値がないと考えてるんですかね?だとしたら、集団的自衛権容認を歓迎したフィリピンはアホだということにしかなりませんけどね。
「(4)「現実主義」についてウソを説明しないで」
左翼の中には「短いセンテンスでレッテル貼りして、理論ではなく感情的な反発を狙う」という方策をとる人がいるけど
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
なら、the_sun_also_rises氏は立派な左翼ですね。
それはさておき。
“ぼ・く・た・ち、リ・ア・リ・ス・ト(自称)♪”
国際関係論でいう現実主義の学者(リアリスト)は、ブッシュ政権のイラク侵攻に異議を唱えたのだという事実ぐらいは知ってほしいものだ。
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
リアリストが戦争に反対するのは、(当たり前だが)それが平和でないからだ。ただそれはリベラリストのように「戦争とは悪だから」という理由で反対するわけではない。「戦争は制御できないものだから」反対する。「結末がより混乱に満ちたものになるから」反対する。
そのあたりは、上記にあげた記事が現実主義者(リアリスト)をよく説明している。
僕たちがどんな考え方をするのかは、よくわかると思う。
the_sun_also_rises氏がリアリストを自称している時点で笑えるんですが・・・。
そもそも小ブッシュ政権のイラク戦争に異議を唱えなかった政治学者の方が少ないと思うのだが・・・。逆に湾岸戦争やアフガン戦争に対してリアリストは、戦争反対でしたかねぇ?
あとね、「戦争とは悪だから」という理由で反対しているリベラリストって具体的に誰がいますかね?
「リアリストが戦争に反対するのは、(当たり前だが)それが平和でないから」というのは斬新な解釈ですね。それはどこに書いてあるんでしょうかね?
「現実主義」の立場では「国益」に資する戦争には賛成するし「国益」に資さない戦争には反対する、それだけです。紛争の全てが大規模な破局をもたらす「制御できないもの」ではないわけで、制御できそうで、かつ「国益」に資する戦争であれば、「現実主義」者にとって回避する理由はありません。そもそもthe_sun_also_rises氏が愛して止まないミアシャイマーがイラク戦争に反対した理由は、「平和でないから」などという馬鹿げた理由ではなく、アメリカの国益に合致しないからですよね?
「現実主義」で言う「国益」とは国家の生存であったり、安全保障であったりするわけですが、特に「攻撃的現実主義」では国家は積極的に自己の最大化を目指します。ごく単純に言えば、どんな国も“唯一の超大国”になろうとするという前提で考えます。実際問題としては小国にこういう前提を当てはめるのはあまりにも意味がなく、「攻撃的現実主義」が扱うのは基本的に大国ですが。
さて、「現実主義」者なら当然わかると思ったんですが、自称「現実主義」者には理解できなかったようなので、私が前記事で以下のように書いた理由を簡単に説明しておきます。
というより、国際関係論における「現実主義」で考えれば、日本には中比紛争に介入する以外の選択肢はありません。
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140708/1404825482
現在、中国が台頭し大国となりつつあるわけですが、東アジア地域*5において既存の大国としては日本が存在します。日本は日米安保などでアメリカという覇権国と密接に結びつき東アジア地域でのアメリカのプレゼンスの代行者として振舞ってきたわけです。中国の台頭はまず、東アジア地域においては、日本の大国の座を脅かす要因です。「現実主義」の立場で考えれば、国家は自己の生存や安全保障を最優先するわけで、それは当然に日本にも当てはまります。日本にとって中国の台頭は「現実主義」の視点からは脅威であり、それを封じ込めるために全力を尽くすことになります。
“対中包囲網”が画策されているのは、日本と中国が東アジア地域での大国の座をかけて対立しているという「現実主義」の考え方で説明できるわけです。
対中包囲網に比較的熱心なのがフィリピンですが、そのフィリピンと中国が南シナ海の領有権を巡って紛争を起こした場合、中国と大国の座をかけて対立している日本はどう動くべきか。
アメリカが介入して日本の出番はない?さあ、どうでしょうか。the_sun_also_rises氏が大好きなミアシャイマーは台湾について以下のように述べています。
●アメリカが最終的に台湾を見捨てるかもしれない2つ目の理由は、それがアメリカの意図しない米中戦争の勃発に容易につながる可能性のある、危険な「フラッシュ・ポイント」になるからだ。
http://geopoli.exblog.jp/22541489/
台湾は見捨てても、フィリピンは見捨てない、と言い切れる根拠はこの記事を挙げて「中国の脅威を受けるのは日本も同じ」*6とのたまっているthe_sun_also_rises氏には提示できないはずです。
もしアメリカが動かない場合、日本はどうすべきか、フィリピンを見捨てる?その場合、フィリピンはどうなるでしょうか。領有権で中国に譲歩した後にも日米についていきますかね。
当然フィリピンにも自身の生存を求める「現実主義」が適用されるべきですが、南シナ海の領有権争いでフィリピンを見捨てた日米にその後も頼るべきか、外交上の岐路に立たされることになります。フィリピンを見捨てたことで対中包囲網が崩壊すれば、東アジア地域で対立する日中のいずれにつくべきか考えることになりますが、あるいは第二次世界大戦後のフィンランドのように中国勢力圏下での中立化を選ぶ可能性もあるでしょう。中国との領有権争いで日米が支援しなかったという経験は南シナ海対岸の中国を東シナ海の向こうの日本よりも近く感じさせることになり、中国を脅威と感じていてもその脅威から守ってくれる他者がいない以上、中国の勢力圏下に収まるほうが得策と判断する可能性は低くありません。その結果としてフィリピンやベトナムが中国と連携することで自国の安全を得ようとする事態もありえるわけです。
その場合、日本は東アジア地域での大国の座を中国に明け渡すことになります。「理想主義」的にはそういう選択もあるかもしれませんが、「現実主義」的には日本にとってその選択肢はありません。特に「攻撃的現実主義」であれば、日本は中国を押さえ込んで東アジア唯一の大国の地位を維持しようとすると考えることになります。
つまり、中比紛争が起きた場合、日本は東アジア唯一の大国の地位を維持するためにフィリピンを支援せざるを得ないわけです。「現実主義」で考えるならば。
別にフィリピンが可哀想だから助けるとかそんな話はしていません。日本は自国の「国益」を追及する結果として介入すると言っているわけです。
「現実主義」を自称するなら、これくらい説明しなくてもわかってほしいものですがね。
the_sun_also_rises氏は「僕たち現実主義者(リアリスト)」とか言ってますけど、まともな「現実主義」者からすれば迷惑なんじゃないかなぁ。
「アメリカはフィリピンにどう対処しているか?」
ここでthe_sun_also_rises氏は、アメリカは「バランシング」戦略をとり、日本は「バック・パッシング」戦略をとっていると決め付けていますけど間違ってますね。
バランシング(直接均衡)によって、大国は自ら直接責任を持って、侵略的なライバルがバランス・オブ・パワーを覆そうとするのを防ぎに行く。(中略)
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
脅威を受けた側の国には、バランシングを効果的に行う三つの方法がある。一つ目は、外交のチャンネルを通じて「我々はバランス・オブ・パワーを本気で維持しているのであり、これが理解できないようなら戦争も辞さない」というはっきりとしたシグナルを送る方法である。このメッセージで強調されるのは、“対立”であり、“和解”ではない。
「大国政治の悲劇」 ジョン・J・ミヤシャイマー (p209)
バック・パッシング(責任転嫁)は、大国にとってはバランシングに代わる主な戦略である。バック・パッシングを「する側」、つまり「バック・パッサー」は、自国が脇で傍観している間に他国に侵略的な国家を抑止する重荷を背負わせ、時には他国と侵略者を直接対決させるように仕向ける。
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
「大国政治の悲劇」 ジョン・J・ミヤシャイマー (p211)
the_sun_also_rises氏が自分で引用している内容すら理解できていないのはよくあることなので今さらですが。
上の定義を用いるなら、安倍政権が集団的自衛権容認したのが、まさに「バランシング」戦略です。閣議決定で「わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し」た場合「必要最小限度の実力を行使する」と言って「戦争も辞さない」というシグナルを中国に送っているわけですから、誰がどう見ても「バランシング」戦略ですね。
一方のアメリカですが、米比協定や尖閣での安保適用発言などは「バランシング」戦略の一貫と言えるかも知れませんが、基本的には「バック・パッシング」戦略ですね。中国を抑止する重荷を日本やフィリピンに負わせているわけですからね。というかもろに「他国(日本)と侵略者(中国)を直接対決させるように仕向け」られてるとしか思えない状況で、アメリカが日本の集団的自衛権容認を歓迎したのも当然ですね*7。
the_sun_also_rises氏は最後にこんな風にしめてます。
日本は賢明に戦争に至らない道を選択している
http://thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/10/055956
これはアメリカという強力なバック・キャッチャーがいるからこそできる方策なのだが、緊張が高まるアジア情勢において、少しでも日本から戦争を遠ざける方策でもある。
今回の集団的自衛権容認は、強力なバック・キャッチャーであるアメリカに、戦争を遠ざけるという日本の方策をできるだけ維持しつつ、アメリカの力を増させるバランスを持った方策であると考える。
ここで唐突に集団的自衛権容認が出てきて、日本は有利な位置についたと主張しているのですが、因果関係が全く不明です。はっきり言ってthe_sun_also_rises氏が思い込んでるように、日本が「バック・パッシング」戦略をとって、アメリカとフィリピンに中国を抑止する重荷を背負わせるのならば、集団的自衛権容認なんてそもそも必要ありません。むしろ集団的自衛権容認が「バック・パッシング」戦略を損なうだけです。この辺、多分the_sun_also_rises氏自身もよくわかっていないでしょうね。
*1:もっとも、安倍首相は7月15日に“今現在”は南シナ海が集団的自衛権発動の対象ではないと答弁していますが。http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140716/1405442581
*2:さらには全面戦争に突入すると夢想している人もいるようで、冷静さに欠けたあわてんぼさんが多いようです。
*3:ちなみに、ほとんど以外の部分で私は「必死でアメリカやベトナムなどを巻き込んで介入しようとするでしょう。」と書いています。
*4:これも7月15日に安倍首相が「アメリカ以外の外国が該当する可能性は、現実には相当、限定されると考える」と答弁していますが、これはアメリカ以外、つまり軍事同盟を結んでいない国に対しても集団的自衛権行使の可能性があることを認める答弁です。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140715-00000630-fnn-pol
*5:東南アジアも含めて
*6:http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/thesunalsorises.hatenablog.com/entry/2014/07/01/000826
*7:東南アジアが安倍政権の集団的自衛権容認を歓迎したのも、大国日本が自分たちの代わりに中国と直接対峙する選択をしたわけですから当然です。