ちょっとした備忘録

ここ最近の参院選の結果。

    2010年7月 参院選議席変動 2013年7月 参院選議席変動 2015年10月 2016年改選数
民主党 (与)37.0% 改選 54→44   (野)10.6% 改選 44→17   (野)15.7%  41     
維新  (野)---- ----       (野) 4.3% 改選 2→ 8   (野) 1.6%  5     
共産党 (野) 3.2% 改選 4→ 3   (野) 5.5% 改選 3→ 8   (野) 6.3%  3     
自民党 (野)23.5% 改選 38→51   (与)42.8% 改選 34→65   (与)44.2%  48     
内閣  40.9% ----      46.4%   ----      42.2%    ---     

2010年7月調査【調査日】2010年7月3・4日(土・日曜日)【調査方法】層化二段無作為抽出(全国125地点)
2013年7月調査【調査日】2013年7月14・15日(日・月曜日)【調査方法】層化二段無作為抽出(全国125地点)
2015年10月調査【調査日】2015年10月17・18日(土・日曜日)【調査方法】層化二段無作為抽出(全国125地点)

与党の政党支持率は下駄履き状態ですので、単純に政党支持率だけ見ても投票行動にどう影響するかは読みにくいところですね。
それはさておき、維新の支持率は現状で共産党以下であって、民主と維新が選挙協力しても大して効果は期待できないでしょう。それどころか改選前議席数を維持できるかどうかも怪しい状況です。これに対して共産党は着実に支持率を伸ばしており、選挙協力が成立しなくとも、前回2013年同様に議席数を伸ばす可能性が高いと言えます。
民主と共産が協力するなら、共産にとっては協力しない場合よりも議席数を伸ばせるでしょうが、それ以上に民主は改選前議席数を上まわることも期待できるわけで、党として判断するなら共産との協力を拒む理由はないはずです。
これが内部事情により、党としての利益よりも党内派閥の利益が優先されることがあるので難しいわけですが。

まあ、共産党としては、民主党の全ての候補者と協力しなければならないわけでもなく、民主党内の反共イデオロギーに凝り固まっている細野・長島・前原あたりに属する候補者の選挙区では共産党候補を立て、それ以外の共産党との協力に積極的な選挙区でのみ候補者調整するという選択もあるでしょうけどね。