防衛省がやっとSTIR-180からのレーダー波だと公言したけど、それで協議打ち切りという形になるのは残念

発生から1ヵ月経ってようやく防衛省が照射されたのはSTIR-180であるとの見解を公表しました。

 防衛省の専門部隊で海自P-1哨戒機に照射されたレーダー波の周波数、強度、受信波形などを慎重かつ綿密に解析した結果、海自P-1哨戒機が写真撮影等を実施した韓国駆逐艦の火器管制レーダー(STIR-180)からのレーダー波を一定時間継続して複数回照射されていたことを確認しています。なお、近傍に所在していた韓国警備救難艦には、同じレーダーは搭載されておらず、韓国駆逐艦からの照射の事実は、防衛省が昨年12月28日に公表した動画の内容からも明らかです。
 今般、防衛省としては、火器管制レーダー照射の更なる根拠として、海自P-1哨戒機の乗組員が機上で聞いていた、探知レーダー波を音に変換したデータを、保全措置を講じた上で、防衛省ホームページにおいて公表することとしました。

http://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/01/21x.html

これでようやく日本側と韓国側の争点が、STIR-180の照射の有無であることが確定しました。
12月25日の防衛大臣記者会見*1で答えをはぐらかしてたのはなんだったんでしょうね。

とりあえずは韓国側からの反応待ちになりますが、可能性としては日本側か韓国側かの主張のいずれかが誤りということになり、もう少し分類するなら以下の5つになります。

1.韓国駆逐艦レーダー操作員による誤操作あるいは意図的な照射
2.韓国駆逐艦艦長レベルの指示による照射
3.韓国軍指揮部レベルの容認の下での照射
4.日本側の誤探知
5.日本側の虚偽

このうち、1の可能性はかなり低いと言えます。仮に最初はそうであったとしても現時点でも韓国側が否定していることを踏まえると、少なくとも照射の事実を隠蔽する上で上級者が関与していると考える方が自然だからです。
日本側の場合も同様で、解析に要した時間などを考慮すれば4の可能性は探知性能が著しく低いのでなければありえず、最初は誤探知であったとしても、現時点では組織的に隠蔽していると考える他ありません。

したがって日本側と韓国側、いずれの誤りであったとしても判明した場合は大事になるのは避けられない状況です。
本来、そこまでの外交問題になる以前に当局者間の協議で解決すべき問題なんですけどね。

仮に韓国軍の比較的末端の者によってSTIR-180の照射がなされたのであれば、初期の段階で当局者間のやりとりで日本側から周波数情報などを提示することで韓国軍は末端の操作責任者を処分することができたでしょう。今となっては仮に照射が事実だとしても韓国側が認める可能性は低く、外交的にも安全保障的にも全く意味のない、むしろ有害な結末になったと言えます。
同様に仮に日本側の誤探知だったとしても、初期の段階であれば当局者間のやり取りで誤解に気づき、今後の対応について両者で合意すれば終わりでした。これも今となっては、STIR-180ではない別のレーダー波の誤探知だったとしても日本側がそれを認める可能性は低く、日韓外交を深く傷つけただけの結末になったといえます。
結局は藪の中ということになりますが、少なくとも今回の日本側の情報提示の仕方は外交的な不和や国内的な嫌韓感情を煽るやり方だったのが否めないのは確かです。
例えば、こういう部分。

 防衛省の解析結果等から、このレーダー波が、海自P-1哨戒機が写真撮影等を実施した韓国駆逐艦の火器管制レーダーから発せられたことは明らかですが、客観的かつ中立的に事実を認定するためには、相互主義に基づき、日本が探知したレーダー波の情報と、韓国駆逐艦が装備する火器管制レーダーの詳細な性能の情報の双方を突き合わせた上で総合的な判断を行うことが不可欠です。
 こうしたことから、防衛省は、本年1月14日の実務者協議において、相互主義に基づき、解析結果のもととなる探知したレーダー波のデータやレーダー波を音に変換したデータなど事実確認に資する証拠と、韓国駆逐艦の火器管制レーダーの性能や同レーダーの使用記録などを、情報管理を徹底した上で突き合わせ、共同で検証していくことを提案しましたが、受け入れられませんでした。なお、昨年12月27日の実務者協議でも、同趣旨の提案をしています。また、本年1月14日の実務者協議では、事実確認に資する証拠の一つとして、探知したレーダー波を音に変換したデータを持参し、その場で韓国側に聴取してもらうことを提案しましたが、韓国側はその提案も拒否しました。

http://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/01/21x.html

照射された証拠を日本が握っているのならば、「相互主義」なんかになる訳がありません。まず、日本側が証拠を提示し、その上で韓国側が否定するなら、その根拠を求めるというのが筋です。「解析結果のもととなる探知したレーダー波のデータ」などは12月27日の時点で提示してしかるべきものでしょう。韓国側に要求できるのはせいぜい「同レーダーの使用記録」程度であって、「韓国駆逐艦が装備する火器管制レーダーの詳細な性能の情報」などを要求するのは、断ってくださいと言っているようなものです。

そもそも韓国側が事実STIR-180を照射したのなら、韓国軍としては許可なくSTIR-180を作動した責任者を処罰しなければならないわけです。責任者が事実を否定していて証拠が隠蔽されている場合、軍上層部としてはそれを捜査するためにも、照射を受けたと主張している日本側からの証拠の提供が必要です。その意味でも、日本側が証拠の提示を出し渋っているのは再発防止を本気で考えているのか疑問に思えるところです。

公開した音声に関して

防衛省は「火器管制用レーダー探知音」と「捜索用レーダー探知音」の二つの音声を公表しました*2
P-1内部でのやり取りを含めた音声かと思ったら、探知音だけの音声データであって、これではただの音声サンプルと言われても否定できないような代物でした。

防衛省は12月25日に「海自P-1が、火器管制レーダー特有の電波を、一定時間継続して複数回照射されたことを確認しております」と報じていますが、18秒の「火器管制用レーダー探知音」がそれなのかどうか、公表した内容からは判断できません。
また「捜索用レーダー探知音」については、「火器管制用レーダー探知音」との違いを比較するためのものとは思いますが、ただのサンプルで今回の事案とは無関係のものなのかどうかその辺もよくわかりません。聞いた感じでは、だいたい20RPMくらいの周期でしたので、MW-08の音ではなさそうだということはわかりますが。

とりあえず公表した音声データに関しては証拠能力としてはほぼ皆無かな、という印象です。

1月14日の協議では「その場で韓国側に聴取してもらうことを提案し」たそうですが、これを聞いてもまあ、韓国側は100%納得しなかったでしょうねぇ。

「P-1に照射されたレーダー波の周波数、強度、受信波形などを慎重かつ綿密に解析した結果」

「韓国駆逐艦のSTIR-180からのレーダー波を一定時間継続して複数回照射されていたことを確認」と防衛省は言っています。

少し疑問なのは、これ解析するのにどのくらいの時間がかかったんでしょうね。

2013年1月30日の中国海軍によるレーダー照射事案の際は、公表は2月5日*3で発生から6日後です。まあ、解析に6日もかかったとは思えませんが、2013年1月19日にヘリコプターに照射されたという事案では「火器管制レーダーの照射が疑われる」程度にしか認識されておらず、即座に判定できるものでもないのかも知れません。
今回は、12月20日の事案を翌日には公表していて拙速な感が否めないのですが、この時点でSTIR-180だと判断できていたのか、それとも21日時点ではまだそこまでわかっていなかったのか、その辺が疑問です。
仮に12月25日時点でなお、確実に判断できる状況でなかったのならば、防衛大臣が記者会見で回答をはぐらかしたことの説明はつくのですけどね。

こんな感じでまだまだ疑問が残るのですが、もう少し情報が出てくるかもしれませんので、その辺を期待したいとところです。



韓国国防部が2018年12月21日時点で公表した内容について

韓国駆逐艦が日本哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる事件ですが、初期の時点では公式発表の内容に乏しく、関係者情報に頼った報道も多く、中には関係者情報と公式発表を混同したと思われるものもあります。

韓国国防部が定例ブリーフィングでこの事件について報じたのは2018年12月24日です。この時、報道官がこう述べています。

<답변> 저희가 금요일 저녁에 입장문자를 드린바 있습니다만, 거듭 밝힌 바와 같이 우리 군은 인도주의적 구조를 위해서 정상적인 작전활동을 한 것이며, 일본 측이 위협을 느낄 만한 어떠한 조치도 없었음을 다시 한번 강조하는 바입니다. 일본 측이 오해하고 있는 부분이 있다면 통상적인 절차대로 양국 당사 간에 소통과 협의를 통해서 해소하면 될 것입니다. 이를 위해서 오늘 개최되는 외교부 국장급회의를 포함해서 국방 외교당국 간에 긴밀히 협의를 해 나가겠습니다.
機械翻訳:<返事>私どもが金曜日夕方に立場文字を差し上げたことがありますが、繰り返し明らかにした通りわが軍は人道主義的構造のために正常な作戦活動をしたことであり、日本側が威嚇を感じるほどのいかなる措置もなかったことをもう一度強調するところです。 日本側が誤解している部分があるならば通常の手続きのとおり両国当社間に疎通と協議を通じて解消すれば良いでしょう。 これのために今日開催される外交部局長級会議を含んで国防外交当局間に緊密に協議をしていきます。 )

http://ebrief.korea.kr/briefing/briefingDetailPopup.do?brpId=51308&gubun=G

機械翻訳で「文字」なっている문자は携帯電話でのSMS(ショートメッセージ)のことです。
つまり金曜日(2018年12月21日)の夕方に報道関係者に対してこの事件に関する立場をSMSで送信したと言っているわけで、このSMSの内容が韓国国防部による最初の公式発表と思われます。

そのSMSの内容ですが、東亜日報が2018年12月21日夜に報じたのは以下の内容です。

국방부는 21일 일본 방위성 발표와 관련한 입장문을 통해 “작전활동간 레이더를 운용했으나 일본 해상초계기를 추적할 목적으로 운용한 사실은 없다”고 말했다.

http://news.donga.com/List/InterJapan/3/0213/20181221/93409224/1

NEWSISはこうです。

국방부는 출입기자단에 "(당시) 우리 군은 정상적인 작전활동 중이었으며, 작전활동간 레이더를 운용하였으나 일본 해상초계기를 추적할 목적으로 운용한 사실은 없다"고 밝혔다.

http://www.newsis.com/view/?id=NISX20181221_0000510376

コリア・デイリーはこうです。

국방부도 출입기자단에 휴대전화 문자를 보내 “우리 군은 정상적인 작전 활동 중이었으며, 작전 활동 간 레이더를 운용하였으나 일본 해상초계기를 추적할 목적으로 운용한 사실은 없다”고 밝혔다. 국방부는 또 “우리 측은 위 사항에 관해 (일본 측에) 설명한 바 있으나, 추후 일본 측에 오해가 없도록 충분히 설명하겠다”고 덧붙였다.

http://m.sf.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=6840110

いずれも「작전활동간 레이더를 운용했으나 일본 해상초계기를 추적할 목적으로 운용한 사실은 없다」の部分は同じですので、国防部のSMSから引用したものと思われます。
改めてSMS部分を見るとこうなります。

우리 군은 정상적인 작전활동 중이었으며, 작전활동간 레이더를 운용하였으나 일본 해상초계기를 추적할 목적으로 운용한 사실은 없다
機械翻訳:わが軍は正常な作戦活動中であり、作戦活動間レーダーを運用したが日本海上哨戒機を追跡する目的で運用した事実はない)

これがSMSの全文かどうかはわかりませんが、この内容が事実関係部分の全てだとすれば、韓国政府の公式発表は最初の発表から一貫した主張を維持していることがわかります。


ちなみに、12月24日の東亜日報日本語版ではこう報じています。

韓国国防部が日本側の抗議を受け、21日に「韓国海軍の駆逐艦北朝鮮船舶を探索するために火器レーダーを含む全てのレーダーを総動員した。通常の作戦活動だった」と経緯を説明したが、日本防衛省は22日、韓国側の説明に反論する文書まで追加公表した。

http://japanese.donga.com/List/3/05/27/1588063/1

ここでは、「火器レーダーを含む全てのレーダーを」使ったと国防部が公表したような記載になっています。しかし、この内容は12月21日のハンギョレ日本語版でも同趣旨のものが報じられていて、そこでは「韓国軍関係者」情報となっています。

韓国軍関係者は「当時、波が高く気象条件が良くなく、駆逐艦のすべてのレーダーを総動員していた」として「この過程で射撃統制レーダーについた探索レーダーが360度回転し撃った信号が日本海自衛隊のP1哨戒機に探知されたものと理解する」と話した。日本が主張するように射撃統制レーダーがP1哨戒機を直接狙ったわけではないということだ。

http://japan.hani.co.kr/arti/international/32409.html

東亜日報の24日記事にある「韓国海軍の駆逐艦北朝鮮船舶を探索するために火器レーダーを含む全てのレーダーを総動員した。通常の作戦活動だった」は韓国語版*1では「우리 구축함이 북한 선박을 탐색하기 위해 화기 레이더를 포함한 전 레이더를 총동원한 것으로 통상적인 작전활동이었다」と書かれてますが、この文章は他のメディアでは検索にひっかかりませんでしたので、東亜日報が関係者情報を混同したか、関係者情報の確度が高いと判断して韓国国防部の公式発表と同じような扱いで報じたかしたもののように思えます。

いずれにせよ、24日時点では韓国国防部の定例ブリーフィングでかなり詳細な公式見解が示されてます。専門的な部分については報道官ではなく合同参謀本部員が回答しています。すなわち、日本側が問題視していると思われるSTIR-180は使用していない、MW-08については使用していた、というものです。これは21日時点の「우리 군은 정상적인 작전활동 중이었으며, 작전활동간 레이더를 운용하였으나 일본 해상초계기를 추적할 목적으로 운용한 사실은 없다(機械翻訳:わが軍は正常な作戦活動中であり、作戦活動間レーダーを運用したが日本海上哨戒機を追跡する目的で運用した事実はない)」と特に矛盾しません。

12月22日・23日が土日であったため、この間に韓国側が出ているのはメディア取材に基づく情報で公式発表とは言えないものが多かった感があります。

実際、12月22日時点で日本防衛省が公表した内容も「種々の報道」に対する反応です。

 本件について、種々の報道がなされていますが、防衛省としては、20日(木)のレーダー照射事案の発生後、海自哨戒機の機材が収集したデータについて、慎重かつ詳細な分析を行い、当該照射が火器管制レーダーによるものと判断しています。その上で、火器管制レーダーは、攻撃実施前に攻撃目標の精密な方位・距離を測定するために使用するものであり、広範囲の捜索に適するものではなく、遭難船舶を捜索するためには、水上捜索レーダーを使用することが適当です。

http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/22a.html

韓国国防部は12月21日時点で日本側に対して事実関係について説明をしているようです。

韓国国防部が定例ブリーフィング(2018年12月24日)<답변> 네, 저희가 당일에도 충분한 외교경로를 통해서 충분히 사실관계와 우리의 입장을 전달한 것으로 알고 있고요. 앞으로 이러한 소통과 협의를 통해서 대화를 해 나간다면 충분히 그런 오해는 풀릴 것으로 판단합니다.
(<返事>はい、私どもが当日にも十分な外交経路を通じて十分に事実関係と私たちの立場を伝達したと理解していてよ。 今後このような疎通と協議を通じて対話をしていくならば十分にそのような誤解は解けることと判断します。 )

http://ebrief.korea.kr/briefing/briefingDetailPopup.do?brpId=51308&gubun=G

12月22日の日本防衛省の公表内容は「種々の報道」に対する反応であって、21日に伝えられているはずの韓国国防部による回答に対する反応ではありません。土日に防衛省がお知らせを出すことはあまり無い*2にも関わらず、「種々の報道」に対する反応を22日土曜日に出しているのは少し不思議な感じがします。
また、韓国国防部が21日に日本側に伝えた内容が、仮にSTIR-180を含む火器管制レーダーの使用を認めるものであるなら、日本防衛省の22日のお知らせでもそれに言及して報道内容を否定したはずです。日本側がそれに言及しなかったということは、韓国国防部は21日時点で公式にSTIR-180を含むような表現(全てのレーダーといった表現)でのレーダー使用を認めてはいないと考えてよいと思います。
日本防衛省側が12月22日に「種々の報道」に対する反応として公表した内容に韓国国防部からの連絡内容が言及されていないことが、韓国国防部がSTIR-180の使用を当初から一貫して否定していることの傍証になっていると言えます。土曜日である12月22日に日本側がお知らせを出していたことが、韓国国防部の主張が一貫していることの証明になっているのは何とも皮肉なものです。



*1:http://news.donga.com/IssueSerial/3/70040100000001/20181224/93422783/1

*2:災害派遣に関するお知らせ以外ではまず見られません

韓国駆逐艦はちゃんと国旗掲げてるんだが

韓国駆逐艦が日本哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる事案について、“韓国艦は軍艦旗(国旗)を掲げていなかった”とか主張してる連中がちょいちょいいるんですが、下記の通りちゃんと掲揚してるんですよね。

f:id:scopedog:20190120191219p:plain
広開土大王艦
赤丸で囲った部分に国旗が映っています。左下の画像は日本防衛省が公開しているもの*1ですが、静止画ではこちらの方がわかりやすいですね。

これが国旗以外の構造物ではないかと思う人は動画で確認すれば、はためいているのがわかると思います。
youtu.be
4分13秒から4分22秒くらいまでを上記赤丸で囲った部分に注目して見れば、はためいていて固定された構造物でないことがわかりますよ。

韓国国防部の2019年1月17日ブリーフィングのレーダー問題関連部分

방송일일 정례 브리핑
(定例ブリーフィング)
일시 및 장소 : 2019-01-17 10:30, 국방부
(日時場所:2019/1/17 10:30、国防部)
발 표 자 : 최현수 국방부 대변인
(発表者:崔賢洙国防部報道官)

<질문> 어제 밤에 나왔던 것으로 제가 기억을 하고 있는데, 일본 방위성에서 주일 국방무관을 불러들어서 항의를 했다, 라는 보도가 있었습니다. 방위성이 왜 주일 국방관을 어제 왜 불러들였으며 무엇에 대해서 항의를 했고 그에 대한 국방부 입장이 있다면 무엇인지 듣고 싶습니다.
(<質問>昨日夜に出てきたことで私が記憶をしているが、日本防衛省で駐日国防無関係を呼んで入って抗議をした、という報道がありました。 防衛省がなぜ駐日国防観を昨日なぜ呼び入れたし何に対して抗議をしたしそれに対する国防部の立場があるならば何か聞きたいです。 )

<답변> 그 사안에 대해서 정확히 말씀드리기에는 좀 제한이 됩니다만 우리 국방부에서 지난 실무협의회의에 대해서 말씀드린 부분에 대해서 조금 이야기가 있었고요. 이에 대한 저희의 입장도 보낸 것으로 알고 있습니다.
(<返事>その事案に対して正確に申し上げるにはちょっと制限になりますが私たちの国防部で去る実務協議会議に対して申し上げた部分に対して少し話がありましたし。 これに対する私どもの立場も送ったと理解しています。 )

<질문> 여기에 보면 어제 언제쯤 호출이 왔고 언제 방위성이 들어갔나요?
(<質問>ここに見れば昨日いつ頃呼び出しがきたしいつ防衛省が入ったんですか? )

<답변> 정확한 시간은 제가 다시 알아보겠습니다. 저도 저녁 때 왔다는 것을 듣고 시간은 제가 확인을 안 했습니다. 그 부분 다시 말씀드리겠습니다.
(<返事>正確な時間は私が再び調べてみます。 私も夕方きたとのことを聞いて時間は私が確認をしませんでした。 その部分再び申し上げます。 )

<질문> 일본 방위상이 미 국방장관 대행에게 한일레이더 갈등 문제에 대해서 자국 입장을 설명했다는 보도가 나왔는데요. 우리 국방부는 우리 입장을 미국 국방당국이나 국제사회에 우리 입장을 알리고 있는지, 그리고 외교부와는 어떤 협의를 하고 있는지 궁금합니다.
(<質問>日本防衛上が米国防長官代行に韓日レーダー葛藤問題に対して自国立場を説明したという報道が出てきましたが。 私たちの国防部は私たちの立場をアメリカ国防当局や国際社会に私たちの立場を知らせているのか、そして外交部とはどんな協議をしているのか気になります。 )

<답변> 저희가 필요한 부분에 대해서는 정보 공유를 하고 있으며, 국제사회에 대해서는 저희가 제작한 동영상을 통해서 충분히 전달이 되고 있다고 보고 있습니다. 지금도 계속적으로 클릭 수가 올라가고 있고 그것에 대한 의견도 올라가고 있기 때문에 국제사회에서는 ‘우리 입장이 어떻다.’라는 것과 일본의 허구성에 대해서는 분명히 인식하고 있을 것으로 보고 있고 필요하다면, 또 다른 노력이 필요하다면 또 추진해야 되겠죠?
(<返事>私どもが必要な部分に対しては情報共有をしていて、国際社会に対しては私どもが製作した動画を通じて十分に伝達されていると見ています。 今でも継続的にクリック数が上がっていてそれに対する意見も上がっているので国際社会では‘私たちの立場がどうだ。’というものと日本の虚構性に対しては明確に認識していると見ていて必要ならば、また他の努力が必要ならばまた推進しなければならないでしょう?)

http://ebrief.korea.kr/briefing/briefingDetailPopup.do?brpId=51545&gubun=G



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木村太郎の陰謀論

木村太郎氏が陰謀論じみた取り上げ方をしているいわゆる「韓国から反日的な言動」ですが、どれもこれも難癖に過ぎないという、ホントに陰謀論というしかないものでした。

韓国から反日的な言動が次々と繰り出されてくるのは偶然の一致なのだろうか。
このところの日韓関係の問題を列挙すると
旭日旗掲揚問題で海自艦派遣見送り(18/10/07)
●いわゆる元徴用工問題で韓国最高裁新日鉄住金に賠償命令(18/10/30)
慰安婦合意で設立された「和解と癒し財団」の解散を韓国政府が発表(18/11/21)
●韓国軍が竹島防衛の訓練実施(18/12.13)
●韓国軍艦が自衛隊機に対して照準レーダーを照射(18/12/20)
●元徴用工問題で新日鉄住金の資産差し押さえ命令(19/01/08)
わずか3ヶ月間に他の国なら国交に支障が出るような事件が相次いでいる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00010000-fnnprimev-int

木村氏はこれを北朝鮮による日韓離間の陰謀だと主張していますが、言うまでも荒唐無稽な陰謀論に過ぎません。
では、一つずつ見てみましょう。

「●旭日旗掲揚問題で海自艦派遣見送り(18/10/07)」

これを日韓離間を目論む北朝鮮の陰謀だとするならば、日本側としての対処は簡単です。
対処策1・防衛大臣権限で訓令*1を出して、軍艦旗ではなく国旗を掲揚して観艦式に参加する
対処策2・あくまで水面下で協議し、あくまでも日本が軍艦旗掲揚を求めて、韓国がそれを拒絶するなら、理由を公表せずに参加を見送る

対処策1は日本民族主義者には受け入れられないでしょうが、木村氏の言う“北朝鮮の陰謀”なるものは阻止できます。
対処策2はもっと簡単です。軍艦旗掲揚自粛を日本があくまで受け入れられないのなら、理由を曖昧にして参加中止すれば良かったのです。例えば中国は直前になって国内事情というだけ説明して参加中止しています。日本側も同様に明確な理由を公表せずに参加中止すれば、やはり木村氏の言う〝北朝鮮の陰謀”なるものは阻止できたでしょう。

ですが、日本側はわざわざ旭日旗掲揚を巡って日韓で軋轢が生じていることを公表した挙句に参加中止しています。これでは、日本側が率先して“北朝鮮による日韓離間の陰謀”に加担したようなものです。

「●いわゆる元徴用工問題で韓国最高裁新日鉄住金に賠償命令(18/10/30)」

2012年5月の時点で既に同趣旨の三菱重工不二越に対する賠償請求裁判において韓国大法院は請求を棄却した高等法院判決を破棄して差し戻しを命じています*2。これは李明博政権時代の判決です。
2018年10月の新日鉄訴訟に対する韓国大法院判決はこの2012年5月の差戻し審と同じ論理で出された判決に過ぎません。ここに木村氏の言う“北朝鮮の陰謀”なるものを見出すことはまず不可能でしょう。
それでもなお、これが日韓離間を目論む北朝鮮の陰謀だとしても、これも日本側としての対処は簡単です。
対処策1・韓国大法院判決が出る前に和解に持ち込む

2012年5月以降、大法院判決が出るまで6年以上あったわけですが、その間に和解してしまえば大法院判決は出ようがありませんでした。しかし、一旦は和解を検討した被告企業に圧力をかけて和解を拒絶させたのは安倍政権です。2018年10月の大法院判決を北朝鮮による陰謀だとするならば、ここでもやはり安倍政権が陰謀に加担したとしか言いようがなくなります。

「●慰安婦合意で設立された「和解と癒し財団」の解散を韓国政府が発表(18/11/21)」

これも2018年1月時点で韓国女性家族相が解散の意向を示していましたから*3、「このところ」の問題とするには牽強付会な気がしますが。
そもそも2017年の時点で財団は既に理事が退任して活動停止していました。理事が退任に追い込まれたのは、“10億円は少女像撤去とバーターである”という日本側のプロパガンダによって韓国国内での反発が高まったからです。財団の理事は必死にそれを否定しましたが、日本側から次々とその手の発言が出てくる有様では理事の説明など信じてもらえる状況ではありませんでした。
したがって、ここにも木村氏の言う“北朝鮮の陰謀”なるものを見出すことは困難です。

それでも仮に、これが“北朝鮮の陰謀”であったとするなら、やはり日本側の対処は簡単なものでした。
対処策1・2015年日韓政府間合意以降、日本側から慰安婦問題に否認する言説や少女像撤去を求める主張を控える
対処策2・財団解散に取り立てて反応しない

まあ、基本的に日本側が元慰安婦らを戦時性暴力被害者として適切に遇していれば、これらの問題の大半は起こりようがなかったわけですが、日本側にはそれができなかっただけで、それって北朝鮮の責任なんかじゃないでしょうにね。

「●韓国軍が竹島防衛の訓練実施(18/12.13)」

韓国軍による独島(竹島)上陸訓練は毎年行われていて、遅くとも2012年9月から実施されています*4
やはりこれも木村氏の言う“北朝鮮の陰謀”なるものを見出すことは困難です。

それでも仮に、これが“北朝鮮の陰謀”であったとするなら、やはり日本側の対処は簡単なものです。
対処策1・無視する
対処策2・形式的な抗議を伝える

一般的には対処策2でしょうし、実際この程度のことしかやってません。韓国側も形式的には反発してみせるもののそれ以上の対応を見せるわけでもありません。
こんなことまで北朝鮮の陰謀に見えるのならどうかしているといわざるを得ないレベルです。

ちなみに今回の2018年12月13~14日の海兵隊による上陸訓練は実施していません*5ので、例年に比べれば、日本側に配慮しているという見方も出来なくは無いんですよね。


「●韓国軍艦が自衛隊機に対して照準レーダーを照射(18/12/20)」

現時点で事実関係は不明ですが、日本側の主張どおり韓国駆逐艦が日本哨戒機に対してSTIR-180を照射していたと仮定します。
これが木村氏の言う“北朝鮮の陰謀”なるものだとすれば、北朝鮮は韓国軍内部の艦長クラスを意のままに動かせるほどに浸透しているということになりますが、その時点で荒唐無稽です。
なぜなら、艦長クラスの高級将校を工作員にしたにもかかわらず、STIR-180の照射という程度の工作でその高級将校の工作員を失う可能性が高いのですから。もっと“ここぞ”という時に使える工作員をこんなことに使いますかね?
例えば、日本側が今回のように過剰に反応せず、日韓防衛当局者同士で非公開で抗議など行っていたら、日韓離間という目的は達成されること無く韓国軍内の重要なポジションにいる北朝鮮工作員をただ失うだけでした。“北朝鮮の工作”の成否は、日本側が過剰に反応するか否かにかかっていたことになります。

それを踏まえると、仮にこれが“北朝鮮の陰謀”であったとしても日本側の対処は簡単なものです。
対処策1・まず防衛当局者同士、非公開で協議し再発防止策などの合意後に公表する
対処策2・非公開のまま、日本側からも交戦に至らない範囲でFCR照射などの対抗措置をとる

一般的に行われるのは対処策1でしょうね。
今回の安倍政権の対応は、防衛当局者同士の協議すらろくに行わずに翌日に公表して大騒ぎをはじめています。木村氏の言うとおり、STIR-180照射が“北朝鮮の陰謀”であったとしたら、その“陰謀”を完成させたのは、安倍政権による無思慮な反応だったといえるでしょう。

「●元徴用工問題で新日鉄住金の資産差し押さえ命令(19/01/08)」

韓国大法院が賠償を命じる判決を下した時点で、原告が差押を申し立てたら下級裁判所がそれを却下するなんてまず考えられないわけで、そんなことに“北朝鮮の陰謀”なるものを見出すのはどうかしているとしか言いようがありません。

仮にこれが“北朝鮮の陰謀”であったとしても日本側の対処はさほど難しくありません。
対処策1・差押命令が出る前に日韓請求権協定に従った協議を韓国政府に要求する
対処策2・差押命令が出る後であっても日韓請求権協定に従った協議を韓国政府に要求する

現状、日本政府が取っているのは対処策2ですが、最善は対処策1です。日韓両政府間で賠償の方法について協議が始まれば、それを理由として差押の一時停止を申し立てることができるからです。まあ、対処策2でも出来なくは無いでしょうが、世論の影響を考えるなら判決前に対応した方がベターですね。

エスカレートしたのが6月の米朝首脳会談直後」?

木村氏はこんなことを言っています。

韓国内の反日言動がエスカレートしたのが6月の米朝首脳会談直後からであることを見ても、それが南北が急接近していった朝鮮半島の情勢と同期しているように思える。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00010000-fnnprimev-int

上で書いてきたとおり、徴用工訴訟については2012年5月の大法院差し戻しの時点で賠償命令を出すだけの論理が構築されていますし、慰安婦関連の財団解散は2018年1月の時点でその意向が表明されていますし、韓国軍による独島(竹島)での訓練は2012年には既に行われていますから、木村氏の時系列的な認識が狂っているとしか言いようがありませんねぇ。

まとめ

木村氏が挙げている韓国の「反日的な言動」とやらですが、これらを北朝鮮による日韓離間工作、「北朝鮮の組織的な謀略」とみなすのは常軌を逸しているとしか言いようがありません。
そもそも、いずれの「反日的な言動」とやらも日本側が冷静に対処していたなら日韓離間になどつながりようのない程度のものばかりです。

レーダー照射を危険だと主張する論者はたくさんいますが、沖縄の小学校に窓を落とした米軍ヘリの危険性はどうでしょうか?
度重なった米軍機の事故は、米軍による反日工作ですか?
米軍基地周辺には何も無かったと虚偽を述べた米軍担当者は日米離間を狙った北朝鮮のスパイですか?

米国に対しては北朝鮮の工作だとは思えず、韓国に対してはそう思えるのだとしたら、その違いは何でしょうかね。

一つには、韓国に対する蔑視や差別感情が底流としてあるのでしょう。
そしてもう一つは、日本社会が自らの歴史に向き合いたくないがために、“彼らの主張は彼ら自身の反日によるものだ。だから日本はそれに向き合う必要はない”と目をそらすことを正当化するためでしょうね。

日本が自らの過去に向き合わないことを正当化するためには、日本の過去を突きつけてくる相手が反日でなければ困るわけです。

まあ同じようなことはいろんな場面で見られますけどね。



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この件で「瀬取り」説を唱える奴に対しては正気を疑っていいレベルだと思ってる。

韓国が北朝鮮へ瀬取りか 安倍さん、国連でひと暴れしませんか?(1/16(水) 21:25配信 ホウドウキョク)
平井文夫で、さもありなん、という感じ。

瀬取り」説がありえない根拠をザクッと

1.3000トンクラスの駆逐艦警備艦が1トン未満の木船相手に何を「瀬取り」するというのか?
2.韓国が北朝鮮相手に「瀬取り」をするなら、まず公船は使わず、民間の漁船や商船を使うんじゃない?
3.仮にどうしても公船を使わざるを得なかったとしても、軍と警察という違う組織の混成は機密保持の観点からまずありえない
4.「瀬取り」するのに何故わざわざ暫定水域あるいは日本EEZという場所でやる必要がある?

“見つかったら困るからレーダー照射”説もありえない根拠も

1.見つかったら困るような状況なら日本哨戒機にあそこまで接近される前に対応するんじゃない?
(対空レーダーは普通に稼動していたので、接近してきていることは事前に把握していたはず。なのに目視で確認されるまで何してたんだと。)
2.火器管制レーダーなんか照射したら余計目立つよね?
(実際、大騒ぎになってるし)
3.どうしても見つかりたくないなら、独島クラスの揚陸艦を使って北朝鮮船を艦内に入れるなりするんじゃない?
揚陸艦内部なら哨戒機がいくら来ても出入りの場面さえ見られなければ、まず露見しませんよね)

仮に韓国が何らかの理由で北朝鮮側と秘密裏に接触する意図があるのなら・・・

はっきり言って、もっと上手くやるだろうよ、と。

例えば、韓国と北朝鮮が国際社会に対して秘密裏に何らかの物資を授受しようとしているのなら、民間漁船や商船を使ったり、あるいは漁業取締を装って警備艦と漁船を行き来したりするでしょうよ。その現場も、わざわざ日韓双方の漁船で込み合う漁場付近なんか選ばないでしょうね。
駆逐艦警備艦の乗員全員を口止めできるほどの組織力があるのなら、38度線で直接やり取りだってできるでしょう。
あるいは、韓国・北朝鮮双方と国交のある第三国でやり取りする手もありますね。

なんで、わざわざ、日本やロシアの哨戒機が飛び交う海域のど真ん中、それも日韓双方の漁船が漁場としている海域で、駆逐艦警備艦を使って、1トン足らずの北朝鮮の木船相手に、秘密の作戦を展開しなきゃならんのか、と。

常識で考えろやボケ、という気分です。

でもまあ安倍政権には是非「瀬取り」説を引っ提げて安保理に殴りこんでもらいたい

会議室が大爆笑になることは間違いない。
是非やれ。



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日ロ交渉関連でこんなことを言っている人がおりまして。

こんなの。

終戦後の占領は第二次世界大戦の結果とは別だろうが。8月15日どころか9月に入ってもまだ戦線を進めたことの責任を取れ。
lliのコメント2019/01/17 10:44

http://b.hatena.ne.jp/entry/4663240468483347905/comment/lli

1945年8月15日なんて、大日本帝国政府が臣民に対して敗戦したことを遠まわしな表現で公表した日に過ぎないのでさほど重要じゃありません。大日本帝国軍に対して戦闘停止を命じた日でもありませんから、8月15日以降も戦闘が継続していても、国際法上は何の問題もありません。
9月2日の降伏文書調印によって戦闘停止に効力が発生しますから、それまでの戦闘行為は一応は合法ということになります。
さらに言えば、降伏文書調印後であっても、休戦規約違反があれば戦闘再開が許されていますので、その責任を問うのは相当困難ですね。

まあ、そういう戦勝国が恣意的に運用できるような法を変えて戦争自体を違法化しようという動きもありますが、そういうのに冷淡だったのは一体誰でしたでしょうねぇ。