「相手が国でない」という不思議な認識

id:filinion 国際, 政治
あーうー。それは「弱腰で相手国の横暴に譲歩してばかり」への反例ではないような。相手が国でない話ばっかりじゃないですか。なんかこう、東南アジアとかで自国の要求をごり押ししてるような例はないんですかね。 2013/01/07

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/scopedog/20130106/1357485176

死刑廃止要求、高校無償化要求、核兵器禁止要求は、基本的に多数の国が国連を通じて加盟国に要求しているもので、「相手が国でない」というのはちょっと理解できません。
ハーグ条約従軍慰安婦については、被害者団体などの民間から自国政府を通じて、各国が国として日本に改善を求めていますので、これを「相手が国でない」と評するのは全く理解できません。
filinion氏の「相手が国でない」という発言が何を意味しているのかわかりませんが、ひょっとして拉致問題における日本政府による北朝鮮に対する抗議も日本の民間団体が騒いでいるだけと言う認識なんでしょうか?
とてもとても不思議な認識ですね。

「東南アジアとかで自国の要求をごり押ししてるような例はないんですかね」

私がこういう表現を使う時は、”そういう事例はないだろう。あるなら出してみろ”的な含意があるのですが、filinion氏もそうなんでしょうか。
純粋な疑問としてそう思うのであれば、まず自分で調べてみてはいかがかな、と思います。何でもかんでも相手に丸投げするかのような態度は小学校でも許されないと思うのですけどね。