いくつかの違和感

この件です。

橋下市長「法律家として危ないなと感じていた」
 大阪市長選を巡り、前市長の支援を求める市交通局の職員リストが嘱託職員の捏造(ねつぞう)だとわかったことについて、橋下徹市長は26日、報道陣に「法律家としてちょっと危ないなと感じていた」とした上で、「捏造をした職員の責任で、大阪維新の会や(リストを公表した)市議には何の問題もない。僕の部下である市職員がやったことは大変申し訳ない」と話した。
(2012年3月26日22時13分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120326-OYT1T01083.htm

違和感1・芸人出身の政治家

橋下徹市長は26日、報道陣に「法律家としてちょっと危ないなと感じていた」とした

個人的見解ですが、橋下氏は弁護士出身の芸人であり、芸人出身の政治家ではあっても、弁護士出身の政治家ではないと思ってます。
橋下氏が芸人として売れたのは、弁護士らしからぬ風貌と言動によってです。
橋下氏が政治家になれたのは、売れっ子の芸人だったからで、弁護士としての能力を買われたからではありません。

なので、政治家としての橋下氏が「法律家として」などと言うとギャグにしか聞こえなくて違和感を感じます。

違和感2・小市民による正しい独裁者の利用法

独裁者にご注進して、気に入らない奴をパブリック・エネミーに仕立て上げて合法的に排除。行動力を宣伝できる独裁者はニコニコ。小市民は気に入らない奴を消すことができた上に独裁者にも気に入られてダブル・ラッキー。

1930年代ドイツでも1960年代中国でも利用された小市民的世渡りの方法。

違和感3・親の背を見て

こんな親の背を見て育つ子どもがかわいそう。
行く末が都知事の背を見て育った某四兄弟のようになると思うと、人として残念な感じ。