ちょっと付け加えたくなる箇所

岸田外務大臣会見記録(平成25年6月14日(金曜日)10時12分〜 於:本省会見室)

国連拷問禁止委員会における上田大使発言

フリーランス 西中氏】5月に国連の拷問禁止委員会で、日本の取り調べの可視化の問題でモーリシャスの委員が発言した際に、日本の上田人権人道大使が暴言を吐いたということがユーチューブとかで動画上にもアップされていまして問題になっているのですが、この件について大臣はどの程度ご存じなのか。それから、それに対してどういう認識をお持ちなのかということが伺いたいのですが。

【岸田外務大臣】そうした情報につきましては、私(大臣)も承知をしております。こうしたやり取りの中で、まず日本の真意がしっかり伝わっていないとしたならば、これはしっかりと説明責任を果たすべく、理解を得るべく努力をしていかなければならない課題だと存じます。

フリーランス 西中氏】ただ、その暴言の内容は、ただ単にそれに反論したということだけではなくて、会場から失笑というか笑いが生じた際に、シャラップ、笑わないということを2回もたて続けに言ったということで、これは内容如何にかかわらず、非常に国際社会の人権感覚に対する冒涜だと思うのですけれども、それについては大臣はどのようにお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】そのやり取りについて報告は受けていますが、実際のやり取りの中で誤解を招くようなことがあったとしたならば、しっかりと理解を得るべく、今後努力をしなければいけないと思っています。

フリーランス 西中氏】国連の勧告が拷問禁止条約にかかわらず、ほかにも人権理事会ですとか社会権規約ですとか、いっぱい日本政府に対して出されているのですが、それに対して日本政府がなかなかちゃんと対応しないということもずっと言われ続けているのですけれど、国際人権について大臣として今後、どういうように取り組んでいきたいかという抱負があれば聞かせてください。

【岸田外務大臣】過去、歴史の中で様々な人権侵害がありました。21世紀は人権侵害のない世紀にしなければいけないということで我が国としても外交努力を続けています。こうした我が国の基本的な姿勢について、しっかりと理解を得なければならないと思いますし、具体的な様々な課題においても、我が国のこうした基本的な姿勢についてしっかり理解を得るべく、努力をしていかなくてはいけないと思っています。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken24_000006.html#topic4

「21世紀は人権侵害のない世紀にしなければいけないということで我が国としても外交努力を続けています。」

ここで記者たちが鼻で笑って、大臣が「笑うなシャラップ!」と言えば、新しい日本の「お約束」になったのに。

冗談はさておき、日本政府が人権侵害をなくすために具体的にどんな努力しているのか、まあさっぱりわかりません。

何もしないくせに、理解してくれって、どんだけ傍若無人だよって感じです。