市民社会の未成熟

「○○人を殺せ」と叫んでデモ・暴動を起こす団体と「○○人を殺すな」と叫んでデモ・暴動を起こす団体。
騒音や破壊行為に対して取り締まるのは警察の義務だけど、主張内容を踏まえて拒絶と支持を明確にするのは市民の義務。
市民社会が健全でなければ司法は主張内容による情状を考慮しなくなる。

市民社会民度が低下すると、反社会的なデモ・暴動が増えるけど、主張内容が反社会的であるかどうかを判断するのはまず市民の義務。市民がこれをまともに判断できないほど腐敗している時に判断を法律に委ねることは腐敗を進行させるだけ。司法の判断は世論を反映する。市民が判断を放棄し「どっちもどっち」と嘯いている時に司法が真面目に判断したりしない。

私が安易な法規制に反対なのは、これが理由*1
日本の市民はこのような法規制を運用できるほどの民度に達していないから。
差別発言を繰り返すレイシストを何度も議員や首長に当選させる程度の民度


ヒトラーを当選させた当時のドイツ人が反社会的なデモ・暴動の規制法案の成立をナチスに求めてるようなナンセンスさを感じます。

*1:民事罰や行政罰であれば、ある程度同意できるところはあるけど。