いい年して中国人韓国人を犯罪者・詐欺師扱いする排外主義者は小学1年生並みだということですね

毎日のこのコラム。

建国門外北東門:(6)日本人、殴らないで!

2014年4月3日
 北京市中心部の繁華街にあるDVD販売店。週末、妻と子供と3人で立ち寄った際、店員の子供とみられる小学1年生の女の子が、生後8カ月の長女に興味を示して話しかけてきた。「中国語が変ね。どこの国の人?」。「日本人だよ」と妻が答えると、女の子は「日本人なの!? 殴らないで!」とおびえた表情で後ずさった。
 思わぬ反応に、妻ともどもあぜんとした。「日本人はどうして殴ると思うの?」と問いかけたが、女の子は「日本人なのになぜ殴らないの?」と不思議そうに尋ね返してくるばかりだった。
 外国人が行かないような田舎ならともかく、北京市内でも外国人の多い地区だ。中国在住の期間が10年を超え、ほとんどのことに動じなくなっている妻も「こんなこと言われたの初めて」とショックを受けていた。
 中国の学校では反日教育が進められており、戦跡なども見学するという。また、テレビでも日々、反日感情をあおるような報道や、旧日本軍を敵役にした「抗日ドラマ」が放送されている。女の子の反応は、その影響ではないかと思われる。だとすれば、「日本人=殴る人」というイメージを持っている子供は、きっと1人ではないはずだ。
 日本に行ったことがある、または日本人と関係がある中国人は、総じて日本に好意的な印象を持っている人が多い。だが、普段、日本と接点のない中国人が持つ日本のイメージをどう改善していくのか。日本政府も本腰を入れて考える時期に来ているのではないだろうか。【井出晋平】

http://mainichi.jp/feature/news/20140403mog00m030010000c.html

抗日ドラマを見て「「日本人=殴る人」というイメージを持っている子供」というのは、アメリカの第二次大戦物映画を見ていて「ドイツ人=悪い人」というイメージを持つのと同じようなものですね。
普通はドラマと現実は違うと学んでいくんですけど、安倍政権が「対中国包囲網!」とか「靖国参拝!」とか「南京事件は捏造!」とか、「「日本人=殴る人」というイメージ」を強化する方向の外交しかしていないからイメージを修正する機会がないんでしょうね。

で、このコラムは“中国人はみんな反日教育を受けた反日だ”というイメージを日本人に植え付け*1、いい年して中国人韓国人を犯罪者・詐欺師扱いする排外主義者や反中活動家はそれに飛びついて差別を正当化する、と。

困ったことに「小学1年生の女の子」と同レベルの認識しか持たない日本人がこういうところに湧くんですよね。いい年でしょうに「小学1年生の女の子」と同レベル。

*1:そもそも中国が日本に侵略されたという事実を教えたら反日なのか、と。