"Japan wants a war again"に日本政府“お約束の”キレ芸で反応

官房長官と岸田外務大臣のキレ芸が熟練の域に達しつつありますね。師匠は北朝鮮政府でしょうか。何か気に入らないことがあるとわけのわからない論理で「批判」と「抗議」を繰り返すあたりは本家を既に上回っているんじゃないでしょうか。

広島、長崎にきのこ雲=中国紙「広告」

時事通信 7月8日(火)12時46分配信
中国重慶市の週刊紙「重慶青年報」が、広島と長崎の場所にきのこ雲が描かれた日本地図を掲載していることが8日分かった。公益広告のページを使っている。写真は、重慶青年報が掲載した日本地図(「微博」から)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140708-00000028-jijp-int.view-000

「キノコ雲」掲載は不見識=中国紙のイラスト批判−岸田外相

 岸田文雄外相は8日午前の閣議後の記者会見で、中国の地方紙「重慶青年報」が、日本地図の広島と長崎の上に原爆投下によるキノコ雲のようなイラストを描いた記事を掲載したことについて、「誠に不見識だ。唯一の戦争被爆国の外相として、被爆地広島出身の政治家として容認できない」と厳しく批判した。その上で、重慶総領事館に同紙に事実関係を問い合わせ、事実なら厳重に抗議するよう指示したことを明らかにした。
 外相は、同紙記事が「日本は戦争をしたがっている」と主張していることに触れ、「安倍晋三首相は『日本が再び戦争をする国になることは断じてあり得ない』と明言している。日本の平和国家としての歩みに一切変わりはない」と反論。集団的自衛権憲法解釈を変更した先の閣議決定についても「国民の命と平和な暮らしを守り抜くためのもので、万全の備えをすることにより抑止力を高めるものだ」と強調した。 (2014/07/08-11:53)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014070800368

広島、長崎にきのこ雲=日本批判か、中国地方紙「広告」

中国紙「重慶青年報」が掲載した日本地図。広島、長崎にきのこ雲が描かれている(中国版ツイッター「微博」から) 【北京時事】中国重慶市の週刊紙「重慶青年報」が7月3日号で、広島と長崎の場所にきのこ雲が描かれた日本地図を掲載していることが8日、分かった。公益広告のページを使い、「日本がまた戦争をしたがっている」とのタイトルが記されている。集団的自衛権行使を容認する新たな憲法解釈など安倍晋三政権の動きに対応したとみられるが、被爆者らの心情に配慮を欠くと批判を受けそうだ。
 青年報は「われわれはこれまで、日本に友好的過ぎたのではないか」とする論評も掲載した。同紙は、共産主義青年団系の新聞。(2014/07/08-12:29)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014070800398

Japan wants a war againとコメント付きで、広島と長崎の場所に原爆のきのこ雲が描かれている日本地図を中国紙が掲載したようですが、どこが不見識なんでしょうかね?
日本人にとってアジア太平洋戦争の記憶は原爆被害とセットになっているわけで、安倍政権による解釈改憲による集団的自衛権容認が戦争への一里塚になっているというのは一般的な認識です。原爆被爆国でありながら、またも戦争へと突き進む政治行為に対する抗議として不見識とは思えません。
日本国内の平和団体がどう対応するのか見ものですが、戦争の惨禍を伝えず隠しながら反戦を訴えるといった馬鹿げた行動を選択するようなら終わりです。でも多分そうなるでしょうね。

安倍晋三首相は『日本が再び戦争をする国になることは断じてあり得ない』と明言している。」とか岸田外相は言ってますが、安倍首相は閣議決定や国会答弁レベルで嘘をつくような人間なので、そんな「明言」に価値なんかありません*1

*1:メディアがこのような嘘つきを持ち上げ続けてきたことは市民社会に対する重大な犯罪だと思ってます。小泉というハッタリ屋と安倍という嘘つきを宰相に選んだ日本は民主主義の国民としては救いがたいほどの低レベルといわざるを得ません。