沖縄やアイヌの民族衣装を着る日本人観光客に同じことを言わないのかな

こういう記事がありました。

チベットの民族衣装で記念撮影する中国人観光客に違和感 九寨溝国立公園

THE PAGE 2/19(日) 14:10配信
 ユネスコ世界遺産となっている九寨溝国立公園を訪れた。四川省北部のチベット族自治州の山中にある自然保護区だ。それまで見たことのないほど神秘的に透き通った緑や青の湖の数々が美しい。
 折しも中国最大の休日の一つで、5億人以上が旅行するといわれる国慶節を終えた直後。その余波でどこもごった返していた。
 「寨」とはチベット族の村を表す言葉。今は中国人観光客で賑わうこの公園も、元はといえば9つのチベット人の村があった土地だった。
 山と湖を背景にした記念撮影のための、民族衣装のレンタルがあった。なかなか人気があって、色鮮やかな衣装をまとった中国人観光客たちが次々に笑顔でポーズをとっていく。しかしこの衣装が、己の政府が弾圧し続けるチベット民族のものだということを、果たして彼らは知っているのだろうか?
(2015年10月撮影)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170217-00000012-wordleaf-asia

チベットの人権問題を指摘・批判するというのは良いのですが、中国人観光客に対してまでこういう皮肉を放つ必要がよくわかりません。中国語圏に向けて報じるなら意味はあるでしょうが、日本語ですからなおさらよくわかりません。

そもそも今の日本人は「己の政府が弾圧し続ける」沖縄やアイヌの民族衣装や文化を観光資源として楽しんでいないんですか?
沖縄やアイヌ文化を楽しんでいる日本人観光客に対して、外国のメディアが外国語で「己の政府が弾圧し続ける民族のものだということを、果たして彼らは知っているのだろうか?」などと報じたら、どう感じるのでしょうか?
日本語で報じられれば“なるほどそういう見方もあるか”と自省につなげることも出来ますが、外国語で報じられれば、外国人内で日本人を侮辱する記事を流布しているように感じるんじゃないですかね。