人権毀損反平和主義政権下での展望

NHK人事案を可決、同意…「ねじれ」解消後初
読売新聞 11月8日(金)11時27分配信
 衆参両院は8日の本会議で、NHK経営委員に小説家の百田尚樹氏らを起用する政府の国会同意人事案について、与党のほか野党の日本維新の会みんなの党などの賛成多数で可決、同意した。
 NHK経営委員の人事案は5人。新任は百田氏のほか、元埼玉大教授の長谷川三千子氏、海陽中等教育学校長の中島尚正氏、日本たばこ産業(JT)顧問の本田勝彦氏。再任はJR九州会長の石原進氏。
 NHKの経営委員は全部で12人おり、9人以上の賛成で会長人事を決定できる。今回の新任委員の人事案は、来年1月24日に任期満了を迎える松本正之会長(元JR東海副会長)の後任人事をにらんだものとみられている。両院の採決では、民主党が新任4人の人事案について「安倍首相に近い」などと反対。共産党社民党は5人全員に反対した。
 この日、与党などの賛成で可決された国会同意人事案は、NHK経営委員を含め12機関29人。7月の参院選で衆参の多数派が異なる「ねじれ」が解消された後、国会で同意人事が可決、成立するのは今回が初めて。
最終更新:11月8日(金)14時41分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131108-00000468-yom-pol

露骨な排外差別発言をしている百田氏のような人物でさえ国会同意人事を通ってしまいましたね。まあ、数の圧力には抗し得ないのでやむをえないところでしょう。
参院選共産党が躍進したと言ったところで議席数では安倍政権に全く歯が立たない状態です。維新やみんなが与党の補完勢力に過ぎないことも予想通りではあります。“民主政権が嫌だー”とか言って招きよせたのがクトゥルフ神話並みの邪神だったようなものですが、召喚してしまった以上、嵐が過ぎ去るのを待つしかないのかも知れません。

個人的には改憲だけでも阻止できれば御の字だと思っていますし、対外要因の懸念事項を除けばどうやら改憲解釈改憲は回避できそうと期待していますが、油断はできません。一方で、NHK人事のような過半数条件の事案はほぼ阻止不可能だと諦めています。秘密保護法案とか自衛隊法改正とかもそうですね。
安倍政権下での人権毀損反平和主義的政策は日本社会に深い傷跡を残すことになるでしょう。例え致命傷となる改憲を阻止したとしても、無数の人権毀損反平和主義的政策による傷は結局のところ日本社会を失血死に追い込むかもしれません。何という無理ゲー。

ところで、百田氏の人事案に賛成した自民・公明・維新・みんなは下記の排外差別発言を容認したわけですから、覚えておくべきでしょうね。役に立たないかも知れませんが。

百田尚樹
‏@hyakutanaoki 9月19日 そうです!中国人は昔からやります。日本人にはない特性です。 RT @Ksmagic52: 通州事件で被害にあった方々の写真が南京大虐殺の証拠としてでっちあげられたのは有名な話です。犯人は蒋介石国民党軍。遺体を陵辱するなどの行為は支那人特有のものですね。

https://twitter.com/hyakutanaoki/status/380678326169268224