前原のクーデターが無かったとしても議席数は似たようなものだったかもね

党名 自民党 公明党 希望の党 維新の党 立憲民主党 社民党 共産党
議席 284 29 50 11 55 2 12

先の衆院選の結果はこのようになりましたが、もし前原民進党と小池希望の党との合流話がなく、そのまま選挙戦に突入していた場合はどうなっていたでしょうか。

公示前(2017年9月)の状況

党名 自民党 公明党 希望の党 維新の党 民進 社民党 共産党
議席 288 35 -- 15 88 2 21

(※自民党無所属の会を含む、民進党は無所属クラブを含む、いずれも会派無所属を除く)

前原民進党が共産・社民と選挙協力したとしても、希望の党や維新の党は協力したとは考えられませんので、野党分裂のまま戦わざるを得なかったのは確実です。
希望の党は小池人気だけを見れば50~100議席程度は取れたかもしれませんが、実行する組織が不十分でしたから、現在の50議席とさほど変わらない結果だったと思います。民進党は細野などの離党の影響を考えると議席を増やしたとは考えにくく、これも50~80議席程度に低迷した可能性が高いでしょう。

結果としては議席数についてみる限り、前原民進党が希望の党に合流するか否かに関わり無く、現状と同じよう結果になった可能性が高いと思います。

ただ、現状の方が救いがあると思えるのは、前原民進党が50議席に低迷した場合はまたも執行部批判と党内の混乱が続き、何ら前向きの動きにつながらなかったでしょうが、現在の立憲民主党議席数が少なくても前向きな展望があるという点です。

もう一つ、民進党との合流なく希望の党が50議席程度になってた場合、希望小池の右翼気質に気づかず騙されたままの有権者が多く残り、在りし日の維新のように自民党の補完勢力として活発な策謀を繰り返す懸念があったという点もありますね。小池の影響力がそがれ萎びれている現在の希望の方が、今後与える悪影響が少ないであろうという点で救いがあります。