照明弾から発生する熱を無視しようと無理矢理な人 : 週刊オブイェクト
おや、ちゃんと反論をあげてきたようですね。
すぐには返せなかったようですが、そのくらいは大目に見ましょう。
決して、私が週末遊び呆けていてネットを確認していなかったとかそういうことでは・・・*1。
どうでもいいですけど、なんでこの方は連絡用にコメント投稿やトラックバックを送ってこないのでしょうか。自分のサイトだけで記事を書いても、こっちは一々チェックしてないから気付かない場合もあるのですけど。
http://obiekt.seesaa.net/article/115596495.html
そりゃ失礼。でも「どうでもいい」らしいので今回もTBは送りません。悪しからず。ま、そのうち気付くでしょう。
「特に燐のゆっくりとした酸化現象という意味」というJSF氏の誤訳
「特に〜」というのは「代表例」という意味で使っているのですが。つまりそれは例示ですので、別に限定していませんよ。
http://obiekt.seesaa.net/article/115596495.html
ふーん、そうですか。
英英辞典にある「phosphorus」にある2番目の意味「A phosphorescent substance」とは「燐光物質(燐光体)」を意味するので、用法としては著しく限定されるものです。
http://obiekt.seesaa.net/article/115461042.html
↑こんな書き方とか
燐光とは燐が暗闇で弱く光り続けている状態を指す言葉で、(中略)英英辞典で解説されている2番目の意味で考えても、照明弾の光を燐光扱いは出来ません。
http://obiekt.seesaa.net/article/115461042.html
↑こんな書き方をしているから、てっきり燐の反応による燐光に限定しているものだと思いましたよ。
他にも言いたいことはあります*2が、議論が拡散するのも嫌なのでとりあえず一点のみ確認。
「phosphorescence」を説明する英英辞書記載の「2. Emission of light without burning or by very slow burning without appreciable heat, as from the slow oxidation of phosphorous: "He saw the phosphorescence of the Gulf weed in the water" Ernest Hemingway.」の理解として、「燐が暗闇で弱く光り続けている状態」以外の意味がある、ということにJSF氏は同意した。
ということでいいですかね?
やっぱり、誤訳は誤訳
ああ、もう一点だけ。
「「特に〜」というのは「代表例」という意味で使っている」とJSF氏は言ってますが、
2. Emission of light without burning or by very slow burning without appreciable heat, as from the slow oxidation of phosphorous:
を
2番目の意味は、火災や熱の無い、或いは殆ど無い状態で発する光、特に燐のゆっくりとした酸化現象という意味です。
と訳すのが、誤訳であることに違いはありません。採点すればやはり、10点満点中2点*5です。「as from」の意味をちゃんと踏まえ「代表例」などという意味が通常含まれないことに留意し、この文中でもっとも重要な箇所がどこなのかを正しく把握しましょう。
この点、繰り返し強調しておきます。
ま、
照明弾の項目で使われている個所だけギリシャ語の意味で表現されていると解釈するのは、とてもおかしな話です。
http://obiekt.seesaa.net/article/115344720.html
とか、イタイ間違いを得意げに語っていたときよりは進歩しましたね。
今となっては「ギリシャ語の意味で〜」なんて恥ずかしくて言えないでしょうし、JSF氏も多少は無知の知というものを学んだでしょう。良かったね。