これをどうして“反撃”と解釈するのか、よくわからない

この件。

南京大虐殺国家追悼日、日本大使館が見せた静かな“反撃”―中国

Record China 12月14日(月)11時40分配信
13日、南京大虐殺国家追悼日に在中国日本大使館SNSでつぶやいた。中国が「平和的手段により世界の平和と安定に貢献してきていることを積極的に評価」したことを紹介している。
2015年12月13日、南京大虐殺国家追悼日に在中国日本大使館SNSでつぶやいた。鳳凰網が伝えた。
中国は2014年に12月13日を南京大虐殺国家追悼日として制定した。公的な記念日となってから2年目となる今年、盛大な式典が開催されている。13日、在中国日本大使館は中国の大手SNSウェイボーで、日中「四つの基本文書」(1972年の日中共同声明、78年の日中平和友好条約、98年の日中共同宣言、2008年の戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明)を紹介した。
特に08年の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席(当時)が結んだ「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」には、「中国側は、日本が、戦後60年余り、平和国家としての歩みを堅持し、平和的手段により世界の平和と安定に貢献してきていることを積極的に評価」との文言が入っていることを紹介している。(翻訳・編集/増田聡太郎)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151214-00000016-rcdc-cn

元の鳳凰網の記事はこうです。

国家公祭日,日本驻华大使馆发了这条微博

2015年12月13日 15:53
12月13日是南京大暑杀死难者国家公祭日。今天下午,日本驻华大使馆连发5篇微博文章,回顾两国已签署四个政治文件,分别是:日中联合声明(1972)、日中和平友好条约(1978)、日中关于建立致力于和平与发展的友好合作伙伴关系的联合宣言(1998)、日中关于全面推进战略互惠关系的联合声明(2008)。并表示,这四个政治文件是两国合作关系发展的基石。
1972年9月29日、日本田中角荣总理、大平正芳外务大臣同中国周恩来总理、 姬鹏飞外交部长签署了日中联合声明,由此日中邦交得以恢复。日中邦交正常化的实现,翻开了两国关系历史的新篇章。
1972年中日邦交正常化后,双方的政治、经济领域的交流发展迅速。在此背景下,要求尽早展开和平友好条约谈判的呼声日益高涨。经历多轮艰苦谈判后,1978年日本外务大臣园田直与中国外交部长黄华在北京正式签订《日中和平友好条约》。
1998年江泽民作为中国国家元首首次正式访问日本。小渕惠三总理同江泽民主席举行了会谈,达成广泛共识,并以此次访问的成果为基础,发表了“日中关于建立致力于和平与发展的友好合作伙伴关系的联合宣言”。
2008年胡锦涛正式访问日本,同福田康夫总理举行会谈并发表“日中关于全面推进战略互惠关系的联合声明”。该声明指出“日本战后60多年,坚持走作为和平国家的道路,通过和平手段为世界和平与稳定做出贡献,中方对此表示积极评价”。
(以下、1972年日中共同声明、1978年日中平和友好条約、1998年日中共同宣言、2008年日中共同声明の内容掲載のため、省略)

http://news.ifeng.com/a/20151213/46651491_0.shtml

中国側が南京大虐殺犠牲者追悼日で日本を批判しているとすれば、その相手は1937年当時の大日本帝国政府であり、2012年以降に歴史修正主義を前面に押し出している安倍政権日本であって、上記4つの基本文書を出したところで“反撃”にはならないでしょう。
2008年の福田政権時に「中国側は、日本が、戦後60年余り、平和国家としての歩みを堅持し、平和的手段により世界の平和と安定に貢献してきていることを積極的に評価」“日本战后60多年,坚持走作为和平国家的道路,通过和平手段为世界和平与稳定做出贡献,中方对此表示积极评价”)したとしても、それは現在の安倍政権の歴史修正主義を評価しているわけではないでしょうしね。

まあ、Record China的には、“日本が中国に反撃してやった”と解釈することで安倍政権に媚を売れるわけですが。