麻生政権という暗黒時代

民主党政権時代をやたらと低評価する人が多いわけですが、そもそも民主党政権以前の自民党政権、小泉・安倍・福田・麻生政権時代があまりにもひどかったから支持を失い政権交代になったということを理解しているのか、そこから怪しい人ばかりなんですよね。
よくよく考えてみれば、2000年から2009年までの政治状況を肌感覚で理解している人は若くても当時18歳くらいが下限でしょうから、2017年現在は、26~35歳以上のはずです。それより若い世代が、“民主党政権時代がいかにひどかったか”と主張したところで、“でも君らはそれ以前のもっとひどい時代を知らないよね?”という思いがあったりします。

日経平均株価

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安倍政権末期くらいから下がり始め、福田政権では明らかな下降を起こし、麻生政権で大暴落しています。その後、多少回復したところで、民主党政権に移り民主党政権時代は大きな変動は起こりませんでした。
自民擁護派は“リーマンショックのせいだから仕方がない”という主張をしますが、民主党政権時代もリーマンショックの影響が続いていましたし、東日本大震災という大災害もありました。

完全失業率

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麻生政権時に完全失業率が急速に上昇し、民主党政権では減少傾向に移っています。

大卒求人倍率

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(引用:朝日新聞
大卒の求人倍率民主党政権時代に減少しています。ですが減少後の求人倍率小泉政権時代と同程度でした。
安倍・福田・麻生政権時代に求人倍率は増えていますが、リーマンショックで吹き飛んでいます。

支持率

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小泉政権の支持率は高いまま推移し、そのまま安倍政権に移行しました。大卒求人倍率は後の民主党政権と同程度です。
株価の下落は安倍・福田・麻生政権です。麻生政権で完全失業率が急上昇。政権支持率も20%程度にまで下がり、自民党民主党政党支持率が逆転し、ほどなく政権交代になるわけです。