中国政府に対してできることが安倍政権に対してはできないらしい

まあ、労働組合が動いているだけでもマシといえばマシかもしれませんが。

「特定記者の質問を制限」 官邸に新聞労連が抗議

2019年2月5日20時35分
 日本新聞労働組合連合新聞労連)は5日、首相官邸東京新聞の特定記者の質問行為を制限したとして、抗議する声明を発表した。
 首相官邸は昨年12月28日、首相官邸記者クラブ「内閣記者会」に対して、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事に関する東京新聞記者による質問について「事実誤認がある」として、「当該記者による問題行為については深刻なものと捉えており、貴記者会に対して、このような問題意識の共有をお願い申し上げるとともに、問題提起させていただく」と文書で要請。これに対して記者クラブ側は、「記者の質問を制限することはできない」と伝えた。
 新聞労連は声明で、「今回の申し入れは、明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭めるもので、決して容認することはできない。厳重に抗議する」とした。また、官房長官の記者会見で司会役の報道室長が質問中に数秒おきに「簡潔にお願いします」などと質疑を妨げていることについても問題視。官邸側が「事実をねじ曲げ、記者を選別」しているとして、「ただちに不公正な記者会見のあり方を改めるよう、強く求める」としている。

https://www.asahi.com/articles/ASM2562WSM25UTIL04Z.html

ちなみに半年前にはこんなことがありましたね。

中国、産経の取材認めず 日本の報道各社は代表取材中止

北京=西村大輔 2018年8月29日22時26分
 北京で29日午後に行われた王毅(ワンイー)国務委員兼外相と秋葉剛男外務次官の会見の直前、中国外務省が日本メディアの代表取材者5人のうち、産経新聞の記者の取材を認めないと在中国日本大使館に伝えた。これを受けて、朝日新聞など北京に駐在する日本の報道各社は「代表取材が成立しない」と日本大使館側に伝え、代表取材者全員が取材を取りやめた。秋葉氏は王氏の後に会見した楽玉成・外務次官に抗議した。
 王氏と秋葉氏の会見の冒頭取材は、日本大使館が人数を制限した形で記者を募集した。報道各社は抽選で産経新聞記者を含む5人の代表取材者を選んだ。
 日本大使館によると、中国外務省が「外務省の方針に基づいて産経新聞が今回の取材に参加することは認められない」と同館に通告。報道各社は「正式なプロセスを経て決まった代表取材が否定されれば代表取材は成立しないため、今回の代表取材は行わない」とする趣旨を日本大使館に口頭で伝え、代表取材を取りやめた。産経新聞は文書で中国外務省に抗議した。(北京=西村大輔)

https://www.asahi.com/articles/ASL8Y61TXL8YUHBI02F.html