WANが露骨に離婚後共同親権に反対している件

この件。
まだ署名できます【2月28日】1万人 署名提出記者会見:STOP共同親権 DV・虐待被害者の安全を守って 共同親権法制化は 慎重な議論を (2020.02.27 Thu)

まあ、WANのメンバーを見れば、さもありなんとは思いますけどね。

理事長 上野千鶴子
副理事長 伊田久美子(法人担当)、古久保さくら(サイト担当)
理事 赤澤千鶴・池田啓子・伊藤静香・岡野八代・小川真知子・渋谷典子・千田有紀・寺町みどり・虎岩朋加・中塚圭子・中西豊子・萩原なつ子・星野智恵子・牟田和恵・八木峰・養父知美・和田享子(あいうえお順)

https://wan.or.jp/article/show/313

上野千鶴子氏とか国際離婚時の連れ去りを禁止するハーグ拉致条約の締結にも反対していましたから、“離婚後の親権は母親が独占すべし”というガッチガチの思考回路なんだろうなぁ、と。
他の先進国のほとんどが離婚後共同親権を認めているにもかかわらず、日本だけは“離婚後共同親権を認めればDV・虐待被害者を守れない”と信じる思考回路はちょっと理解できません。
また、DV・虐待被害者を守るのであれば、DV・虐待対策の整備を求めるべきであって、整備されないことを前提に離婚後共同親権に反対するのは筋違いです。

そもそも、夫からDVを受けた挙句に家から追い出され子どもと引き離された女性もいるのに、そのような女性を救済する仕組みが一切存在しない現状を放置すること自体がフェミニズムの名に値しないでしょう。

日本民法は離婚後共同親権を認めていない以上、離婚すれば両親の一方は必ず親権を失うわけですが、親権を失ったことをもって、まるでDV加害者・虐待加害者であるかのような言説があふれている現状は、極めて差別的と言わざるを得ません。

それにしても、他の先進国が離婚後共同親権を認めている事実や国連子どもの権利委員会から共同親権を認める法改正を求められている事実に背を向けて強制的な離婚後単独親権に固執するというのは、どうにもガラパゴスな感じですねぇ。