1938年8月時点の陸軍省新聞班の認識

南京事件 資料

「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C11110809700、支那事変関係小冊子集　昭和１３年３月〜昭和１４年１０月(防衛省防衛研究所)」

十二月十四日
一、午前十一時田代、両角部隊幕府山砲台を占拠す
二、午後二時四十分安達部隊楊州を占拠す（江北）
三、添田、倉林等諸部隊午後より揚子江を渡河す
四、北平に中華民国臨時政府成立す（北平を北京と改称）
五、南京攻略戦に於ける敵の損害左の如し
　我が軍により掃蕩せられたるもの合計　約八万
　　逃亡せるもの　　　　　　　　　　　約二万
　　捕虜　　　　　　　　　　　　　　　数千名
　　鹵獲兵器及軍需品等莫大
　我が損害　累計　　約四千


この時点で捕虜数千名ということは、歩兵第38連隊第3大隊第10中隊が堯化門で捕えた7000人以外にはほとんど捕虜を取らず虐殺したってことを示唆していますねぇ。