産経・名村隆寛記者の手抜きの手口

以下の二本の産経記事。

米朝首脳会談 「日本は疎外、孤立」「拉致解決済み」…北が牽制、韓国も「北を疑うな」

6/4(月) 20:00配信 産経新聞
 【ソウル=名村隆寛】米朝首脳会談を前に、北朝鮮が日本の「疎外、孤立」を強調すると同時に、「拉致問題は解決済み」と主張し日本の朝鮮半島統治に対する賠償まで要求している。
 北朝鮮祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」は3日の論評で「米国の手下にすぎない日本反動らが『最大の圧迫共助』をわめき立てている」とし、「そんな醜態がもたらすのは現在のような『日本疎外』現象だけだ」と非難。4日の論評では拉致問題を「既に解決された」「白紙化された」とし、「過去にわが国を占領し、わが民族に与えた前代未聞の罪をまず謝罪し、賠償すべきだ」と主張した。
 北朝鮮メディアは4月に、日本の一部メディアの報道を引用し「日本が現在、『日本疎外』現象に大いに憂慮している」と報じ、以降、「ジャパン・パッシング(日本素通り)」や「蚊帳の外」などの言葉で対日批判を続けてきた。
 日本の孤立を意味する一連の表現は、一部日本メディアや韓国メディアが安倍晋三政権を批判する中で多用してきたものだ。ただ、安倍首相は「日本が蚊帳の外に置かれることはない」と断言。北朝鮮はこれが気に入らないようだ。むしろ孤立をあおり、日本からの接近に期待している様子がうかがえる。日本に「賠償」を要求する北朝鮮は、米朝会談の結果次第で日朝の国交が正常化し、日本からの経済支援が実現することを期待しているようだ。
 韓国も北朝鮮への見方を変えるよう日本に促している。シンガポールでのアジア安全保障会議(2日)で小野寺五典防衛相は「対話に応じるだけで見返りを与えるべきではない」と述べたが、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相は「疑い続けては対話に支障が出る。北朝鮮を理解してほしい」と反論した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00000555-san-kr&pos=2

北「日本は孤立」強調 半島統治時代の賠償要求

6/5(火) 7:55配信 産経新聞
 【ソウル=名村隆寛】米朝首脳会談を前に、北朝鮮が日本の「疎外」「孤立」を強調すると同時に、「拉致問題は解決済み」と主張し日本の朝鮮半島統治に対する賠償を要求している。
 北朝鮮祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」は3日の論評で「米国の手下にすぎない日本反動らが『最大の圧迫共助』をわめき立てている」とし、「そのような醜態がもたらすのは、現在のような『日本疎外』現象だけだ」と非難した。
 また、4日の論評では拉致問題を「既に解決された」「白紙化された」とし、その前に「過去にわが国を占領し、わが民族に対し耐え難い不幸と苦痛を与えた前代未聞の罪をまず謝罪し、賠償すべきだ」と主張。論評は安倍晋三首相、小野寺五典防衛相、菅義偉官房長官らを名指しした。
 北朝鮮メディアは4月に、日本の一部メディアの報道を引用するかたちで「日本が現在、『日本疎外』現象に大いに憂慮している」と報じ、以降、「ジャパン・パッシング(日本素通り)」や「蚊帳の外」などの言葉で対日批判を続けてきた。
 日本の孤立を意味する一連の表現は、一部日本メディアや韓国メディアが安倍政権を批判する中で多用してきたものだ。ただ、安倍首相は「日本が蚊帳の外に置かれることはない」と断言した。北朝鮮はこれが気に入らないようだ。むしろ「日本の孤立」をあおることで、日本の接近に期待している様子がうかがえる。
 日本に「賠償」を要求している北朝鮮は、米朝会談の結果次第で日朝の国交が正常化し、日本からの経済支援が実現することを期待しているようだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000059-san-kr

6月4日記事と6月5日記事でタイトル以外で違う箇所

『「疎外、孤立」』→『「疎外」「孤立」』

6月4日記事「北朝鮮が日本の「疎外、孤立」を強調する」
6月5日記事「北朝鮮が日本の「疎外」「孤立」を強調する」

『賠償まで要求』→『賠償を要求』

6月4日記事「日本の朝鮮半島統治に対する賠償まで要求している」
6月5日記事「日本の朝鮮半島統治に対する賠償を要求している」

『そんな醜態がもたらすのは』 → 『そのような醜態がもたらすのは、』、『非難』→『非難した』

6月4日記事「「そんな醜態がもたらすのは現在のような『日本疎外』現象だけだ」と非難。」
6月5日記事「「そのような醜態がもたらすのは、現在のような『日本疎外』現象だけだ」と非難した。」

追加『また、』、『その前に』、『わが民族に与えた』→『わが民族に対し耐え難い不幸と苦痛を与えた』、『主張した』→『主張』、追加『論評は安倍晋三首相、小野寺五典防衛相、菅義偉官房長官らを名指しした。』

6月4日記事「4日の論評では拉致問題を「既に解決された」「白紙化された」とし、「過去にわが国を占領し、わが民族に与えた前代未聞の罪をまず謝罪し、賠償すべきだ」と主張した。」
6月5日記事「また、4日の論評では拉致問題を「既に解決された」「白紙化された」とし、その前に「過去にわが国を占領し、わが民族に対し耐え難い不幸と苦痛を与えた前代未聞の罪をまず謝罪し、賠償すべきだ」と主張。論評は安倍晋三首相、小野寺五典防衛相、菅義偉官房長官らを名指しした。」

『引用し』→『引用するかたちで』

6月4日記事「日本の一部メディアの報道を引用し」
6月5日記事「日本の一部メディアの報道を引用するかたちで」

安倍晋三政権』→『安倍政権』

6月4日記事「安倍晋三政権を批判する中で多用してきた」
6月5日記事「安倍政権を批判する中で多用してきた」

『断言』→『断言した』

6月4日記事「安倍首相は「日本が蚊帳の外に置かれることはない」と断言。」
6月5日記事「安倍首相は「日本が蚊帳の外に置かれることはない」と断言した。」

『孤立をあおり、』→『「日本の孤立」をあおることで、』、『日本からの接近』→『日本の接近』

6月4日記事「むしろ孤立をあおり、日本からの接近に期待している様子がうかがえる。」
6月5日記事「むしろ「日本の孤立」をあおることで、日本の接近に期待している様子がうかがえる。」

段落全体が別内容。

6月4日記事「韓国も北朝鮮への見方を変えるよう日本に促している。シンガポールでのアジア安全保障会議(2日)で小野寺五典防衛相は「対話に応じるだけで見返りを与えるべきではない」と述べたが、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相は「疑い続けては対話に支障が出る。北朝鮮を理解してほしい」と反論した。」
6月5日記事「日本に「賠償」を要求している北朝鮮は、米朝会談の結果次第で日朝の国交が正常化し、日本からの経済支援が実現することを期待しているようだ。」

まとめ

実質的に違う内容になっているのは、最後の段落のみで、強いて言えば「論評は安倍晋三首相、小野寺五典防衛相、菅義偉官房長官らを名指しした。」の部分の追加も含められるくらいですね。

それ以外は、『安倍晋三政権』を『安倍政権』に直したり、『断言』を『断言した』に直してるだけで意味は変わっていません。
大学生が他人のレポートをコピーして提出する際にやるような改編ばかりで、実に産経らしい変造です。

いい年して何やってんだか・・・。
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