15万以上+19万以上=34万以上=30万以上

アップしようかどうしようか悩んだのですが、こちらが無視しているのをいいことに自分の誤りを認めず中傷を続けているのでアップすることにしました。

md2tak 2012/03/06 18:59
(id:)mujin

どうもです。

>本題に立ちかえりますが、scopedog さんが30余万と34万を取り違えたわけではない、独自の判断で4万人を多く計上したわけではないことまでは共通のご理解をいただいているのですよね。

これに関しては本人の弁を聞くまではわからんですね。勝手に忖度するわけにもいきませんし。

いやもう僕はてっきり本文中にない合算値なんかを用いるなんて史料を重んずる人たちは絶対にしないと思っていたもので。正直、fut573氏に言われるまで足し算のタの字もありませんでしたw

http://d.hatena.ne.jp/md2tak/20120306/p1

「本人の弁を聞くまではわからん」とのことですが、30余万と34万を取り違えたわけではありません。
単純に元記事の註釈にある「集団殺戮に遭い死体を焼き払われたものは合計19万人」と「個別に虐殺され、死体を慈善団体によって埋葬されたものは合計15万人以上」の合算として、34万人以上と表現しました。

2012/03/08

ネオ歴史修正主義爆誕クル━━━(゚∀゚)━━━ !?と思ったけどまだなのねw

このまま直されないなら判決=34万以上説はただの独自解釈か独自研究てとこいいんじゃなかろうか(良心的な見方だが)

「合算値と総数の違いがあった場合なんらかの注釈をつけるべきだった」という人が一人でも出てくるかと思いきやw

少なくとも人並みの知的誠実さ()があれば。

それも兼ね備えていると言い張るのなら合算の上、読み違えたというのが一番しっくりくるなあw

http://d.hatena.ne.jp/md2tak/20120306/p2

「合算の上、読み違えた」とか意味不明ですが、「判決=34万以上説はただの独自解釈か独自研究」については、明確に間違っています。私以外にも、南京大虐殺記念館の館長が以下のように述べています*1

According to the 1946 Nanjing Military Tribunal that adjudicated the Japanese invasion, there were 28 cases of collective killings which resulted in 190,000 dead bodies. There were 858 other cases of individual killings that amounted to 150,000, bringing the total number of deaths to 340,000.

 1946年、日本の侵略を審判する特別な法廷があって、その時調べた数字があります。どこでどれぐらい殺されたかですね。集団射殺は全部で28件あり、19万人が殺されています。その他に個別の射殺が858件あり、これによって約15万人、合計で34万人が殺されたと認定したんです。
(「SAPIO」2004年12月8日号が朱成山館長のことばを引用した部分)

http://nanjingforever.web.infoseek.co.jp/shuseizan.html

否定論者の櫻井よしこ氏の発言でもこう書かれています*2

南京事件は、日本を戦犯として裁くために南京と東京で行われた裁判によって確定された。南京の判決では殺害された犠牲者は34万人とされ、東京での極東国際軍事裁判では20万人以上とされた。

http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2005/04/28/post_336/


「「合算値と総数の違いがあった場合なんらかの注釈をつけるべきだった」という人が一人でも出てくるかと思いきやw」というのも、判決では「合計30余万人」と述べているように「34万以上」を内包している表現に過ぎず、「総数の違いがあった」とは言えません。

そもそも埋葬数である「埋葬されたものは合計15万人以上」にしても報告された数字は15万5300余であって厳密に15万人ではありません。「集団殺戮に遭い死体を焼き払われたものは合計19万人」にしても19万人以上であって報告数の合算としても厳密な19万人ではありません。
したがって、厳密に報告された数字だけを合算した場合、実際には34万台ではなく35万台になることがありえます。埋葬報告数15万5000ですから、集団殺戮報告数19万5000以上ならば、合計は35万以上になります。

その意味で、判決文が合計して「34万人以上」と書いたとすると若干正確性に欠けると言えますから「合計30余万人」という表現は、法的な文章として慎重に書かれたものと思いますね。報告された数字の合算が34万台でも35万台でも「30余万人」に内包されますから。


あと、念のため、”実は誤読だったけど後出しで足し算説に切り替えた”とか言われないよう*3に、私が2009年に同様の表現を使っていた部分を引用しておきます*4

(2009-07-11 01:28:19)
一般的に犠牲者数30万人といわれますが、その内訳は、集団虐殺犠牲者19万人、個別虐殺犠牲者15万人の合計34万人以上、です。きりよく30万人と呼ぶことが多いのですが、

http://ameblo.jp/scopedog/entry-10297476807.html

誤読でも独自研究でもありませんでしたが・・・

md2tak 2012/03/07 15:46
(略)

当然、直後の文はその推測を前提にした文章です。いや、その時はその可能性しか考えていなかったのでこの際、確信なり確信めいた推測と思ってもらってもいいです。

それらに基づいて貶めるのは自分の基準ではありです。

本人の弁により自分の推測が違っていることがわかった上で、要望があれば謝罪しますよ。
他の人々については単に脚注まで読んでいない可能性も考慮しましたが同様に対応します。


あと史料についてですが書き方が悪かったです。一次史料でなく引用元資料や参考資料という意味でした。すみません。

そして自分の「常識」について厳密に説明しますと、「その資料に総数が書いてあればその数字をそのまま記述するのが一般的であり、その数値と異なる数値を書くのであればなんらかの補足なり、独自研究であることを説明する記述があるべきだろう。」ということです。

http://d.hatena.ne.jp/md2tak/20120306/p1

md2tak氏の推測が違っていたことは、以上で明らかでしょう。

ですが、謝罪を要求するつもりはありません。
間違った根拠で他人を誹謗中傷した挙句、根拠が間違っていたことを指摘された後も言い逃れと中傷を続けるような人が、要求されてする謝罪など不要ですし無意味です。
md2tak氏自身が自分の良心に従った行動を取ればよいと思います。

自らの言動が、こうありたいと望む理想の自分と照らして恥じることがないのなら、これからも同様の言動を続ければよいでしょう。


強いて要望するとすれば、今後は思い込みで行動、特に相手を批判する前にもう少し調べてみる精神的なゆとりを持ってはいかがかと思います。
今回の件でも、md2tak氏自身が間違っていると指摘されてから色々調べたようですから、今後はその順序を逆にするだけです。簡単でしょ?

*1:他にも、南京事件関連の書籍では34万人と言う数字は結構出てきますし、否定論者のネトウヨでさえ「南京事件は、日本を戦犯として裁くために南京と東京で開かれた軍事法廷で確定されました。南京の判決では殺害された犠牲者は34万人とされ」http://nippon55.exblog.jp/13461352/ 、「集団虐殺19万人+個別分散虐殺15万人=虐殺34万人だって。」http://yoiotoko.way-nifty.com/blog/2012/03/post-dda3.htmlと書いています。ネトウヨでさえ出来る足し算を思いつきもしなかったって・・・

*2:櫻井よしこなんて信用できないとお考えなら却下しても結構です。信用できないという点については同意見ですので。

*3:言い出しそうな人なので。

*4:2007年にも同様の表現を使っています。http://ameblo.jp/scopedog/entry-10053587358.html