従軍慰安婦が日本軍の性奴隷であったことは事実ですよ

時として女性の方が男性よりも露骨な女性蔑視を行なうことがありますが、自称ジャーナリストの極右排外活動家である櫻井よしこ氏などはまさにそれにあたります。

「性奴隷」表現の削除求めよ 国家基本問題研究所が官邸に緊急提言
産経新聞 10月2日(火)17時59分配信

 民間のシンクタンク「国家基本問題研究所」(理事長・ジャーナリストの櫻井よしこ氏)は2日、「野田佳彦首相は慰安婦問題で正しい対外発信をせよ」とする緊急提言を発表した。
 提言は、9月23日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルに掲載された首相のインタビュー記事が、慰安婦について「性奴隷」(sex slaves)との表現を使用していると指摘。首相官邸に対し、「ただちに同紙に対し『性奴隷』という表現をウェブ版から削除するよう求めるとともに、経緯を国民に説明してほしい」と求めた。
 また、首相がインタビューで、日本軍による朝鮮人女性の強制連行と売春強要の事実はないと否定しなかったことに言及。「今後、あらゆる機会で『軍による強制連行』などなかったという最も重要な事実の指摘を忘れてはならない」と戒めている。
 提言はこのほか、元慰安婦へのさらなる償いについて韓国側と「水面下でやりとりしている」と述べたことに関しても、「外交交渉の手の内を明かす必要はどこにあるだろうか。日本は小出しの対応で禍根を残すのではないだろうか」と懸念を示している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121002-00000554-san-pol

現状、次期選挙後に成立すると目される安倍政権時に期待し、今から発言させればよいと思いますが、それをすれば海外からどういう反応が返ってくるか櫻井氏は知っているのでしょう。なので、猫に鈴をつける役目をどじょうにおしつけようと煽っているわけですね。
まあ、こんな煽りに乗せられるようではどじょうは猫に食われて終わりでしょうが。

さて「首相がインタビューで、日本軍による朝鮮人女性の強制連行と売春強要の事実はないと否定しなかった」のは当たり前で、それが事実だからです。

白馬事件(スマラン事件)のような典型的な日本軍による強制連行・強制売春事件はよく知られていますが、朝鮮人女性に対しても強制連行はされています。
例えば、李容洙氏は大邱から連れ出され大連から日本軍の船で台湾まで運ばれています。李容洙氏は船上で日本兵に強姦された上、家に帰りたいと言っても日本当局による救出はありませんでした。つまり強制的に連行されたわけです。
また、日本当局が李容洙氏を売春婦として乗船させたなら、国際条約違反になるのみならず、李容洙氏の年齢から日本内地・朝鮮の法にも違反します。李容洙氏は当時15歳で公娼登録が認められる年齢ではありません。売春婦ではない一般女性として乗船させたのなら、台湾到着後、帰国できない状況で売春婦になることを強要したことになりますから、立派な強制売春です。

強制連行され強制売春を強いられた女性を性奴隷とみなすのは当然の話であって、「性奴隷」表現の削除を求める櫻井よしこ氏の言動は二次強姦魔そのものと言えます。