慰安婦問題の件・1つ目

共に市民党代表「慰安婦被害者・李容洙さん、記憶が歪曲されたようだ…検証必要」(5/8(金) 11:13配信 中央日報日本語版)

李容洙氏(元日本軍慰安婦)と尹美香氏(正義記憶連帯前理事長)のいずれが正しいのか、あるいはいずれとも間違っているのかを判断する材料を私は持っていません。

一般論として、被害者が自身の記憶を変容させることや周囲に流されることはよくあることですし、支援団体が不正を犯すことも珍しくはありません。被害者と支援団体の方向性で齟齬が生まれ対立することもよくあります。これも一般論ですが、被害者が自身の被害を重視するあまり社会問題へと昇華させることができないことままありますし、被害者自身の考える社会化の方向性と支援団体の目指す社会化の方向性が違うこともあります。
しかし、これらはあくまで一般論であり、李容洙氏と尹美香氏のケースでどうなのかは個別の事情や経緯をちゃんと踏まえないと何とも言えません。

ただ一つだけ間違いないことは、李容洙氏と尹美香氏の対立の原因が何であろうとも、アジア・太平洋戦争中の従軍慰安婦問題は旧日本軍・政府による戦時性暴力であり、現日本政府にはその責任があることに変わりはないということです。