与党内で擬似的な対立構造を作り出し衆目を集めることが目的の「小泉劇場」の再来ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131111-00010004-noborder-pol小泉純一郎が明日「脱原発」で宣戦布告
DAILY NOBORDER 11月11日(月)19時13分配信
首相退任から7年も経って突然、「原発ゼロ」を訴え始めた小泉純一郎元首相が、いよいよ本格始動し、原発推進の安倍政権へ堂々の宣戦布告をする。明日12日に日本記者クラブで「脱原発」に関する記者会見をやるというのだ。
これまで小泉元首相の「脱原発発言」はいずれも私的な講演会などでのもの。明日の会見は内外のメディアを前にして行なう初の「公式会見」となる。
大手新聞部記者は
「翌日の新聞やテレビのワイドショーも小泉会見一色になるでしょう。原発推進の立場をとる安倍政権は戦々恐々としています」
と語る。
安倍政権が12日の小泉元首相の会見を恐れるのも無理はない。
小泉氏の主張は、使用済み核燃料の処理の見通しが立っていない、原発にかけるエネルギーとカネを自然エネルギーに向けるべき、総理が決断すりゃあ、できるーーーときわめて明快だからだ。
これに対して安倍首相は「無責任だ」と牽制し、小泉元首相が「原発推進の方が無責任」とやり返すという応酬も始まっている。
小泉「脱原発」論に対しては、自民党も反論しようと見解の取りまとめを試みたが、石破茂幹事長と高市早苗政調会長が互いに責任を押し付け合って作業が進んでいないという話も漏れて来ている。
小泉氏は今後、細川護煕元首相らとも連携しながら「脱原発」を国民運動にしていく意向という。年末にはプレジデント社から「脱原発」本も出版される。
ふって湧いた小泉「脱原発」運動、果たしてどこまでいくのだろうか。
もちろん劇場で上演されるのは筋の決まった劇に過ぎません。メディアにすればある種安心感があると言えます。共産党などによる政府批判を取り上げるのに及び腰なマスコミも小泉元首相による批判なら安倍政権の報復の危険は少なく、そもそも筋立ての決まった「小泉劇場」において安倍政権が本気で報復するような批判が出る心配自体ありません。
マスコミにすれば、小泉元首相の発言に乗っかるだけで「安全に」政府批判の体裁を取ることができます。
まあ、人民日報が中共幹部の発言に乗っかって他の幹部批判をするようなものでしょう。