消費税増税を言い出したのは自民党、あるいは日経平均9500円の時には消費増税しろと主張したくせに日経平均17500円の今は増税先送りを主張するダブスタ。

都合が悪くなると、民主党のせいにして逃げようとするのは自民の悪いくせです。

2010年6月の自民党・赤沢議員の発言。

第174国会衆議院本会議 - 37号
平成22年06月16日
赤澤亮正君 私は、自由民主党無所属の会赤澤亮正です。
 一方、自民党は、政権交代前から愚直に消費税率の引き上げの必要性を主張し続けて選挙に大敗しましたが、今から思えば、選挙にとって不利になるとわかっていながら、自民党は勇気と真心で国民に真実を語っていたのだなと理解してくださる国民も多いはずです。結果は自民党の正しさが証明されたからです。
 言葉の軽い菅総理は、所信表明演説において、超党派で消費税率引き上げを含む税制抜本改革の話し合いをすることを野党に呼びかけました。さも自分の提案であるかのように話す菅総理の姿を目の当たりにして、私は怒りを通り越して半ば笑ってしまいました。与野党で消費税率引き上げなどの話し合いを行うことは、既に二月の党首討論で谷垣総裁から鳩山前総理に申し入れて断られたものであります。

気持ち悪いくらいの自民党自画自賛ですね。

現在より8000円も日経平均株価が安かった2010年6月には、自民党は「消費税率の引き上げの必要性を主張し続けて」いたわけですが、「選挙にとって不利になるとわかっていながら、自民党は勇気と真心で国民に真実を語っていた」などと自画自賛し、菅政権が超党派での消費税率引き上げの話しあいを呼びかけた事に対して「さも自分の提案であるかのように話す菅総理の姿を目の当たりにして、私は怒りを通り越して半ば笑ってしまいました」などと愚弄しています。

つまり、自民党こそが消費税増税主張の本家であると、他ならぬ自民党の議員が主張しているわけですね。

日経平均株価が9500円という経済情勢のときに、野党・自民党は消費税増税をけしかけていたわけですが、いざ自分が政権を取ると手のひらを返したように、消費税増税の責任を民主党に押し付けています。

しかも2010年6月に比べて“アベノミクスで経済が回復した”はずの現在、日経平均株価は17500円もあるにもかかわらず、消費税増税には耐えられないから延期すると言い出して、増税を人質に取った衆院解散総選挙を行なおうとしています。

ならば少なくとも自民党は、日経平均株価が9500円でしかなかった2010年6月の時点で消費税増税を主張したことを国民と民主党にわびるべきでしょう。
自民党は、無責任野党として政局しか見ていなかった不明の党であったことを素直に認めてほしいものです。

まあ、嘘つき安倍首相にはそんなことは絶対にできないでしょうし、2010年の当事者である谷垣氏も言いっぱなしのまま逃げるでしょうね。自民党には責任をとる政治家なんて一人もいませんから。