法治国家としては当然の対応

この件。

盗難の仏像「返還は司法判断待って」 韓国の文化相

朝日新聞デジタル 12月1日(月)5時10分配信
 韓国の金鍾徳(キムジョンドク)文化体育観光相は30日、2012年に長崎県対馬市で韓国の窃盗団に盗まれた2体の仏像の返還問題について、「司法の判断が終わっていない。司法の判断を尊重しなくてはならない」との考えを示した。また、韓国から日本に持ち出された文化財の返還を協議する機関の設置を、日本側に提案したことも明らかにした。横浜市で開かれた日中韓文化大臣会合後の記者会見で述べた。
 仏像の1体については、「元の所有者」を主張する韓国の寺が、日本に渡った経緯が判明するまで韓国政府が日本に返さないよう求める仮処分申請をし、地元の裁判所が認めている。
 昨年、当時の文化体育観光相が「日本に返さなければならない」との見解を示したが、金氏は「公式の見解ではない。司法の判断が終わっていない段階でそういった決定はできない」と話した。
朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141201-00000008-asahi-int

国民情緒法の国である日本では、韓国に対し司法の判断なぞ待たず返せ返せと喚いていますが、そもそも窃盗犯は逮捕されていて“愛国無罪”“反日無罪”になってるわけじゃありません。そして警察が押さえた盗品に対して、元の所有者が名乗り出てくれば、その所有権を確認する必要が当然に生じます。
普通に日本国内の場合で考えても、Aさんが所有する骨董品Pが窃盗犯Bに盗まれ、Bが逮捕されPが回収された際、別のCさんがそのPは自分が所有していて盗まれたものだ、と名乗り出た場合、まず警察はその事実を確認する作業くらいしますよ。Cさんが元々所有していたことが示されれば、AさんはどのようにPを入手したのか、を確認されて当然です。

それが法治国家でしょう。