安倍政権や極右勢力が否定している南京事件関連の史料が廃棄されたようです。
また、「南京大虐殺」のコーナーに展示されていた中国人の頭部とされる写真や、女性や子供を含む遺体の写真などは著作権の許諾処理がなされておらず、信憑性を疑う意見もある上、保管場所にも余裕がないため廃棄処分した。
http://www.sankei.com/west/news/150430/wst1504300009-n2.html
時の政権や首長の意向で特定の歴史資料が廃棄されるよう国だとは思ってませんでしたので、とうとうここまで来たかという思いですね。死蔵ですらなく廃棄とはね。
もちろんこれで終わるわけではないでしょう。
この状況が大して批判もされず黙認されることで、他の公的機関でも同様の圧力に容易に屈して政権に都合の悪い史料の廃棄が“自発的に”行われるでしょうね。
このようなことは歴史に対する冒涜ですし、こういう状況になった以上、政権の意向を強要されるいかなる博物館に対しても資料の寄贈は避けるべきというしかありません。