残念ながらデモ隊が国会を占拠して実力で採決阻止する以外に憲法違反の戦争法案を止める手段は無さそうだ

タイトルが全て。

安保関連法案、15日ごろ採決へ…自公が確認

読売新聞 7月2日(木)6時18分配信
 自民、公明両党は1日、幹事長・国会対策委員長会談を東京都内で開き、衆院平和安全法制特別委員会で審議中の安全保障関連法案について、今月15日頃の採決を目指す方針を確認した。
 政府・与党は当初、地方での参考人質疑を6日に終え、中央公聴会を経て10日にも採決する構えだった。だが、維新の党の対案が国会提出される可能性が出てきたことや、自民党議員による「報道規制」発言に対し、野党が反発を強めていることから、中旬を目指すことになった。
 方針確認を受け、与党側は1日の衆院特別委理事会で、採決の前提となる中央公聴会の8日開催を提案したが、野党側が応じず、合意には至らなかった。野党は採決への動きに強く反発しており、民主党安住淳国対委員長代理は1日の記者会見で「徹底的に抗戦することになる」と明言した。
最終更新:7月2日(木)6時18分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00050172-yom-pol

法案が一旦成立してしまえば、実際に戦争が始まるまで国民の関心は他所に移ってしまうでしょうから、安倍政権が意図的に憲法違反を犯す決意を固めている以上、市民としてそれを阻止するには、衆議院での採決を妨害する以外に手段がありません。
台湾の立法院占拠と同様のことをやる以外に、政府による違憲立法行為を止めることができないわけですからねぇ。

憲法を守らない政党・政治家にフリーハンドの権力を握らせると、どれほど愚かな結果を招くのか、主権者たる国民が評論家然として漫然と政府の横暴を見過ごすような状態がどれほど危険か、香港や台湾の市民の方が主権者たる自覚を持っている分だけ、日本よりもよほど民主主義にふさわしい社会です。

まあ、“棚ボタで民主主義を恵んでもらった”国民には理解できないのかも知れませんけどね。