日本社会は離婚後の親子関係を想像することができない

はてなブックマーク - 親権訴訟 面会交流重視の1審を覆す判決 東京高裁 | NHKニュースブコメ

あたりまの判決。転校、転居、同居者の激変、子どもに負わせる負担を考えろよ。
EoH-GSのコメント 2017/02/01 12:48

http://b.hatena.ne.jp/entry/317750839/comment/EoH-GS

そういう負担は、連れ去った時点でも発生するんですが、そこは無視されるんですよねぇ。
だから、“相手より早く、先に連れ去れ”という対応が定石になってしまうわけで。
そして結果的には父母間の対立が長期化・激化して子供の負担は増えてしまうんですがね。

裁判で決められた養育費も払わない男親が多い現状だし、面会交流年100日とか、親権を取りたいだけのために実現する気も無い条件を出していると見られるのが普通だよね。
kyo_juのコメント 2017/02/01 12:22

http://b.hatena.ne.jp/entry/317750839/comment/kyo_ju

まあ、日本での普通ではないのでしょうね。
オーストラリアの場合は、1年間のうち30%以上の日を別居親と過ごす子どもが11%ほどいるんですが(宿泊日数が110日以上という意味)。
宿泊に限定せずに面会交流だけなら、週1回以上の面会が31%(年50回以上)、月2回以上だとほぼ50%ですね。
その意味では日本は滅茶苦茶遅れてます。
30年以上前のアメリカ映画である「クレイマー、クレイマー」でさえ、親権を失った父親には月2回の面会交流が認められてますけど、日本のこの高裁判決は月1回で十分だと言ってますからね。

「親権を取りたいだけのために実現する気も無い条件を出している」のは批判するのに、親権を取りたいために子どもを連れ去る行為は容認しちゃってるのもどうかと思います。
それに「実現する気も無い条件」というのはどちらかと言えば、6年間面会交流を妨害してきた母親が提示している月1回という条件の方でしょう。それこそ実現させてこなかった実績があるわけですから。

離婚が普通になってきた時代でもなお、離婚後親権を取れなかった親を異常者・DV加害者扱いして差別するような社会がまともだとは私は思いませんけど、まあ今の日本では確かに“当たり前の判決”でしょうねぇ。
離婚=父子の断絶、が容認される社会では、夫は妻からDVを受けても離婚を思いとどまるか子供を忘れ諦めて離婚するしか道がありませんね。子供を失いたくない夫は精神を病んで自殺に追い込まれるまで妻のDVを受け入れるしかありません。
そういうケースは比率的には少ないかも知れません。
ですが、現在も存命の元慰安婦の人数よりは多いと思いますよ。

子供の現状を考慮すれば妥当、というか従前の裁判例の主流なわけだが、一方的に連れ去った現状を追認していいのかというのも問題だしなあ。もしこれがハーグ条約がらみだとブコメの意見はだいぶ違うのではないかな。
allezvousのコメント 2017/02/01 17:56

http://b.hatena.ne.jp/entry/317750839/comment/allezvous

いやホントにハーグ条約の時は子の連れ去りを批判してたような人たちまでが、日本人同士の連れ去りは容認しちゃってるんですよね・・・。
日本人母に子どもを連れ去られた外国人父は被害者だが、それが日本人父だとDV加害者認定して子どもとあわせる必要なしってのはおかしいと思うんですけどね。

ハーグ条約と同じ構図なのに、どうしてそれが理解できないのかなぁ・・・。