「謝罪と責任を回避する日本政府の誤った態度は、これ以上指摘する必要もない」とか言っても質問されたら答えるしかないわけで

自民党韓国支部と揶揄される自由韓国党もなかなか大変であろうという状況。

対日関係「危険水位に」=「文氏が刺激」と批判―韓国野党幹部

1/14(月) 16:47配信 時事通信
 【ソウル時事】韓国保守系最大野党「自由韓国党」のナンバー2、羅卿※(※王ヘンに爰)・院内代表は14日、元徴用工訴訟で韓国の裁判所が新日鉄住金の資産差し押さえを認めたことなどに「日本政府が強く反発している」と述べ、「韓日関係は危険水位を行き来している」と懸念を表明した。
 幹部会である非常対策委員会での発言を同党が公表した。
 羅氏は「文在寅大統領も新年の記者会見で、不必要に日本を刺激する発言をしたのではないか」と批判した。文氏は会見で、「日本の政治家が歴史問題を政治争点化し拡散させていくことは賢明な態度ではない」などと述べていた。
 羅氏は「謝罪と責任を回避する日本政府の誤った態度は、これ以上指摘する必要もない」と強調。一方で、日本企業への賠償を命じた最高裁判決に関し「これまでの行政府の立場と異なる司法府の判決だ」と述べ、「文政権がどのように外交的に解決しようとしているのか見えない」と主張した。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000039-jij-kr

個人的に“韓国の櫻井よしこ”と見ている나경원(羅卿瑗・ナ・ギョンウォン)議員*1ですが、「羅氏は「謝罪と責任を回避する日本政府の誤った態度は、これ以上指摘する必要もない」と強調。」といった感じで日本の味方と見られないように予防線を張りながら、「「文在寅大統領も新年の記者会見で、不必要に日本を刺激する発言をしたのではないか」と批判」というアクロバティックなことをやっています。

しかも面白いことに、リアルメーターの調査では、「徴用工訴訟やレーダー照射問題をめぐる韓国政府の対日姿勢」に関して「もっと強く対応すべきだ」と回答した割合は、与党・共に民主党支持層では40%であったのに対して、野党・自由韓国党支持層では44.2%と、自由韓国党支持層の方が“もっとやれ”的に煽っている観が強かったりします。
(ただし、「自制すべきだ」と回答した割合については自由韓国党支持層が20.4%と比較的高い結果も出ています。)

実際問題としては、慰安婦問題だけでなく徴用工訴訟やレーダー照射問題などでの日本側の過剰反応が、本来日本に親和的な保守層にまで日本に批判的な印象を植えつけ、ために保守層において進歩層よりも強く「もっと強く対応すべきだ」という意見が出ていると思われますね。




半数近く「強い対応」要求=対日姿勢で韓国世論調査

1/14(月) 18:13配信 時事通信
 【ソウル時事】韓国の調査機関リアルメーターは14日、徴用工訴訟やレーダー照射問題をめぐる韓国政府の対日姿勢に関する世論調査で、「もっと強く対応すべきだ」と回答した割合が45.6%に達したと発表した。
また、「適切に対応している」と回答したのは37.6%で、「自制すべきだ」と答えたのは12.5%にとどまった。
 リアルメーター関係者は韓国メディアに対し、過去に対日関係で問題が起こった際は強硬対応を求める声が6~7割に上ったと指摘した上で、「予想より冷静な結果が出た」と解説し。
 年齢層別では「強く対応すべきだ」と回答した割合は、60代が52.4%でトップ。20代が46.7%、40代が43.5%、50代が42.3%だった。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000050-jij-kr