とりあえず希望者に支給される方向で動いているようで良かったと思う。

この件。

慰安婦1人へ現金支給 35人目 韓国財団の清算法人から

9/18(水) 19:17配信 毎日新聞
 慰安婦問題解決のための日韓合意に基づき韓国で設立された「和解・癒やし財団」が支援事業を完了しないまま解散した問題で、韓国女性家族省は18日、毎日新聞の取材に対し、元慰安婦1人の申請分が追加で現金支給されたと明らかにした。これで受給を希望した36人のうち35人が受け取ったことになる。
 同省担当者によると、この元慰安婦は申請後に死亡したため、財団の残務処理をする清算法人が9月初め、遺族に支給した。
 一方、受給を希望した遺族71人のうち未支給の13人については、5人分の決定が出され、書類が整った4人が受け取ったという。残る対象者については手続きを続ける。
 日韓政府は2015年末、元慰安婦に1人あたり1億ウォン(約900万円)、遺族に同2000万ウォン(約180万円)を支給する支援事業を行うことで合意していた。【ソウル堀山明子】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000059-mai-kr

支給申請をしたが受けられなかった方もいるということ自体は2018年1月22日の京郷新聞で報じられており把握しており、その時このように記載しました。

個人的に重要だと思っているのは「이미 (현금을) 지급받은 분도 있고, 지급신청을 했으나 못 받은 분도 있다」という部分。「すでに(現金を)支給された方もいて、支給申請をしたが受けられなかった方もいる」という内容です。既に支給を受けた元慰安婦や遺族らは良いとして、支給申請をしているのにまだ受け取っていない元慰安婦あるいは遺族らに対しては早急に対応すべきでしょうね。

http://scopedog.hatenablog.com/entry/2018/01/26/070000

2年近くかかったのを早いとは言い難いですが、手続き的な問題として財団解散と清算法人への移行という手順を踏んだことを考慮すると行政的には遅いとは言えないかもしれません。まあ、当事者にとっては別ですが。
現実問題として財団をそのまま残していたら理事不在のため、規定上希望者への現金支給もできなかったわけで、財団を解散して良かったということになりますね。
希望者に支給されていないことを懸念していた人たちは、ちゃんと歓迎の意を表明してほしいところです。

ちなみにもし財団が解散されなければ、理事が再任されない限り、永久に処理が滞っていたでしょうね。
日本側による“10億円は少女像とのバーター”という宣伝が効を奏した結果、誰も財団理事をやりたがらなくなったわけですが、日本側は今でも“自分たちには何の落ち度もない、悪いのは韓国”と思ってるんでしょうけど。