モラハラの見分け方?

以前の記事についた興味深いコメント。

被害経験あり 2013/02/01 15:16
本当のモラハラかどうかを見分ける方法は簡単です。

被害者が、加害者からフェードアウトできるかどうか、です。

本当のモラハラ被害者であれば、加害者から離れることで、救われます。
被害を免れるには、逃げるのが一番です。
一方、モラハラ加害者は、被害者に依存しているので
被害者が自分から離れることを嫌がります。
そんな加害者からフェードアウトするのは不可能です。
説得、懐柔、いろんな方法で退路を断とうとし
それでも逃げようとしたら、脅迫、脅し
しつこい加害者の場合、
それでも逃げる相手に、ストーカー行為をします。
嘘をついて周囲の人間関係を巻き込み、被害者を追い詰めようとします

離れることで喜ぶのは、本当の被害者。
嫌がる相手を縛りつけようとするのが、本当の加害者です。

一方、モラハラの加害者でなければ、ターゲットが自分から離れても
何も困ることはありません。

http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20121013/1350099112#c

視点としては興味深いと思いましたが、やはり判断基準とするには曖昧だと思います。
精神的に支配されたモラハラ被害者の場合、逃げるという選択肢すら思い浮かばないことがありますが、上記基準ではその場合はモラハラではない、あるいは判断できないことになります。判断するには、被害者が逃げようとするアクションを起こすことが必須となり、そもそも逃げるべきかどうかを判断するには役に立ちません。
また、“逃げる”アクションの度合いにもよるでしょうが、モラハラ被害者が離れても新たな被害者を探すだけといった加害者も、この判断基準からは漏れてしまいます。精神的な支配・縛りのみで物理的に拘束しないようなモラハラ加害者の場合、物理的に遠隔地に逃げた被害者をわざわざ追ったりしません。問題となるのは、同じ大学に通っているなど、物理的に離れるのが難しい状況で、ただ恋人関係を清算して別れようという行為に対して、精神的に縛りをかけるやり方でしょう。
別れた後、ただの友人・知り合い関係に戻れるか、というのは、ある程度の判断基準にはなるでしょうが、これも別れるというアクションを起こさないと判断できませんので、それほど有用な基準とは思えません。