「殺せ」と連呼する排外右翼デモでも、規制すべきではない。

「殺せ」連呼するデモ横行 言論の自由か、規制の対象か

このデモの参加者が下衆で主張内容が救いがたく愚かなのは、確かだと思いますが、それでも公権力によって規制すべきではありません。
こういう排外差別デモを無くさせるのは、公権力ではなく一般市民の良識による拒絶によるべきです。

「こんな呆れた連中がいる」「支離滅裂なたわ言」と突き放すことが重要で、間違っても「彼らの主張にも一理ある」とか「彼らに非難されている人たちも反省するべき」などと言った迎合を(特にメディア上で)してはいけません。
彼らに対して、主張内容は一切拒絶した上で、「貧困や不遇、不満が彼らを排外主義に走らせた。カウンセリングなどの支援を行うべき」と言った同情や救済を寄せるのは良いと思います。


デモは、公権力に対し市民が意思表示するための重要な手段です。間違っても、市民の側から公権力にデモを規制してくれなどとお願いなどしてはいけないと考えます。

言論の自由か、規制の対象か」と言う二者択一に惑わされないようにしましょう。


さすがにあのデモは酷すぎる、と思うかもしれませんが、あのような下劣なデモが行われるのは私達の社会の未成熟によるものです。
幼児が公衆の面前で「うんこ、うんこ」と言ってるようなもので、日本の社会がまだ幼児レベルなのです。

だからと言って公権力で規制しようというのは、「うんこ、うんこ」と言ってる幼児を暴力で罰するのと同じです。
やるべきことは、幼児に対し粘り強く教え諭し、良識を持った大人に育てることです。

あのようなデモを恥ずかしいと自覚し、参加する気がなくなるくらいに社会を啓蒙することが必要だと考えます。