雑感

さて、時間と気力が無く、ほとんど引用のみというかなり手抜きした前回の記事ですが、なぜか1日で100ブクマを超えるという謎の事態に・・・。
つらつら考えてみるに、海外から日本がどのように見られているかということについて知る機会が少ないのかな、とも思われましたが、どうでしょうか。

日本は別に「地上の楽園」でもなければ「乳と蜜の流れる約束の地」でもありませんので、それなりに犯罪は起きています。“安全だ”というイメージだけで旅行しトラブルに巻き込まれることの無いように注意を促すのが政府の出す渡航情報の役目ですから、巻き込まれうる犯罪に関しても当然の注意が為されるわけです。
昏酔強盗や警察による二次加害などは、“安全な国”というイメージで旅行する者に対して重要な注意喚起と言えます。

私が前回の記事でそういった情報を取り上げたのは、日本人一般が抱いているであろう“日本は安全な国”という自己イメージとの乖離にそれなりのインパクトがあったからです。ブクマが多かったことから、記事を読んだ多くの人も同様に感じたのだろうな、と思います。

しかしまあ、それを素直に受け入れられない人は、日本外務省のアメリカへの渡航情報を持ち出したり、はてサの恣意的な翻訳だとか言いがかりをつけたりと自らの脆弱な精神を露わにして吠えているようです。

初っ端からCRIMEの節を全引用しているのに、“The general crime rate in Japan is well below the U.S. national average.”あたりをやたら強調してドヤ顔されてもねぇ・・・。
まして翻訳した部分で書かれていることは、日本国内でも問題が指摘されている上に、関連する事件報道にリンクまで貼っていて、さらに、

昏酔強盗の件もそうですが、どうも、「「原告女性は下ネタ許容性高い」性生活聴取PTSD訴訟で言い放った被告・和歌山県警の“見識”」の事件など割と最近話題になっている*1事件が、渡航情報記載において参考になっているようです。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/scopedog/20130909/1378747761

と言った程度の指摘に留め、一般化しているわけでもありません*1が、それでも因縁をつけてくるのがネトウヨ嫌韓バカというわけです。

ちなみにアメリカ国務省の韓国への渡航情報にも“The crime rate in the Republic of Korea is low.”と書いてありますが、上記のように突っかかってくるネトウヨ嫌韓バカは大抵“韓国は強姦大国”だと決め付けてヘイトスピーチをネット上にばら撒いています。それが彼らの存在証明であるかのように。

*1:むしろ和歌山県警の件を引用したことで、アメリカの渡航情報で取り上げられた内容が一般的でない特異な事例であるかのようにもとれるはずですね。その意味ではあまり良い文ではありませんでした。警官が事情聴取などでセクハラをするというのはかなり頻繁に聞きますので、それらを挙げて一般化すべきだったかもしれません。